健康を害す住まいとの決別より良い住まいを求めて、 奥様が立ち上がった。

3人で暮らす家族のマンションには抱える悩みが多かった。部屋や収納の狭さ、結露、それに伴うカビの発生、床の冷たさ。しもやけやアレルギー性鼻炎といった健康を害すようにもなった。そこでいつかと思っていた一戶建ての購入について考え始めた。そこで奥様が一念発起。「高額な買い物だから失敗したくない。まずは勉強したい」情報誌を買い、住宅展示会、セミナー、見学会に行った。訪ねた会社は数えきれない。業者には納得するまで何度も質問した。最終的には、構造見学会に行き、骨組みまできちんと自分の目で見た。そして出会った自然素材と健康住宅。そこには、どれも家族の悩みを解決する技術があった。

完成して1年。無垢の床、漆喰の塗り壁、断熱セルロースフャイバー。体への影響が目に見えて変わった。暖かさによって、しもやけが解決された。断熱がしっかりされて、マンションの時とは光熱費がむしろ抑えられるようになった。それまで換気が必要だった生活臭いやペットの臭いも気にならなくなった。また収まりきれなったご主人の趣味のコレクションがすっきりした。奥様が費やした家づくりへのご苦労は、家族の悩みと健康の改善につながった。親族からは口を揃えて「ぬくもりがある」と言われる。また「観葉植物の育ちもよくなった」と話す家族の明るい会話から、一生の住まいを手にした喜びと充実感に満ちあふれていた。