『3回建てたらやっと満足のいく家になる・・・』と言われるほど家づくりは難しいものですが、ほとんどの人が家をたてるのは一生に1回きりです。失敗しないためには、建てた人の体験談をたくさん集めることが大切です。
間取りでの失敗はさまざまです。特に後悔の声の多かった4つと対策をご紹介します。
①収納不足
間取りを作る前に現在の物量を話し、十分な収納量を確保することが大切です。物量は家庭ごとに全く異なりますので、新居に持ち込む予定の物量をリストアップしてメーカーや工務店に伝えましょう。家電や食品在庫などは比較的見えやすいのですが、靴や衣類、雑貨、本などは個人のモノが多いため、全量が把握しずらいものです。ダンボール何箱分になるのか?など基準を決めて、家族みんなで協力してリストアップしましょう。予備の布団やお客様用の座布団があれば忘れずリストに入れましょう。
そして毎日使用する衛生用品や掃除用具はどこにしまうのか?クリスマスツリーなどの季節モノをどこにしまうのか?もおおまかに決めておくと良いです。
②動線の悪さ
間取り図を見た時は気付かなかったけれど暮らしてみたら、朝の支度のたびにあっちへ行ったりこっちへ行ったり・・・。キッチンで食事を作りながら洗濯をしたいのに遠くて家事効率が悪かったり。お風呂とトイレが遠すぎて、子供のお風呂前のトイレが間に合わなかったり・・・これらを防ぐには、日常の家事や人の動きをイメージしてみることが大切です。間取り図をもらったら、家事や人の動きごとに色分けして動線を書き込んでみるのもおススメです。
動線はライフステージや性別によって違ってきます。家族全員で話合い、確認し合って間取りを考えていきましょう。
③広さ
部屋の広さで失敗したと感じる人もかなり多いです。
注文住宅の場合は同じ「6畳」でも「尺モジュール」と「メーターモジュール」がある為、広さが異なることがありますので事前確認すると安心です。
そして広ければ良いというものではありません。広すぎて冷暖房の効きが悪いLDKですと、ランニングコストがかかってしまいます。
間取り図に実際の縮尺でダイニングテーブルやソファーなどの家具家電品を書き込み、どれくらいの広さがベストなのか考えてみましょう。
お風呂とトイレの広さで後悔する人も多いです。
子供と一緒にお風呂に入ったり、介護が必要な場合であれば、注文住宅では基本サイズの1坪バスルームではかなり狭く感じると思います。トイレは1畳タイプが主流ですが、壁の厚みを差し引きしなければなりませんので、間取り図そのままの1畳サイズではありません。少し狭くなります。
ショールームや完成見学会へ行った際には実際に中に入り、扉を閉めて確認するようにしましょう。
④配置
見落としがちなのが寝室とバスルーム・トイレの配置です。夜遅くに帰宅する家族がいれば、お風呂やシャワーの音が気になったり、夜中にトイレの音がする度に起きてしまいます。寝室の隣に配置したり、バスルーム・トイレの真上に配置するのは避けたいものです。安眠できるような間取りにしましょう。エアコンの室外機の音も意外と聞こえますので、設置場所にも気を配りましょう。
そして、玄関の配置も要注意です。玄関からトイレや脱衣所の入口が丸見えになってしまうと安心できません。どうしても玄関近くになる場合は扉が開く方向に注意しましょう。
体験談と似たような失敗をしないためにも、間取りが出来上がったらぜひチェックをしてみてくださいね。
FAQ よくある質問
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