Material 安全な屋根と外壁

家全体を永く守れる安全な屋根と外壁

安田瓦(三州瓦)

夏は涼しく、冬は暖かい

夏は熱く、冬は寒いという新潟の気候に適した屋根材が「安田瓦」、別名「鉄色瓦」です。


豪雪地帯では屋根の上に積もった雪は水分を含み重くなりますが、安田瓦は1枚1枚が強い強度を誇り、厳しい気象条件にも耐えます。釉薬を両面にかけてあるため塩害・凍結に対して高い性能を発揮して屋根を守ります


愛知のブランドで「三州瓦」という瓦屋根もあります。こちらも優れており、千癒の家ではどちらかの瓦屋根を標準仕様とさせていただいております。

安田瓦

北陸地方では雪国の厳しい気候・風土に適応するために、瓦の強度を極限まで高める「還元焼成法」が用いられてきました。
鉄分を多量に含む天然生釉が瓦表面で変化し、”いぶし銀”のような独特の色合いを発色させます。


これが安田瓦の色、別名「鉄色瓦」です。


豪雪地帯では屋根の上に積もった雪は水分を含み重くなると1㎡あたり400㎏以上にもなります。
安田瓦の耐圧性を示す1枚当たりの曲げ強度は約3.5kN(約350㎏)です。
このデータからも厳しい気象条件に耐える強さを有しています。

また、釉薬を両面にかけてあるため塩害・凍結に対して高い性能を発揮して屋根を守ります。

ランニングコストが安い

粘土瓦の屋根は、他の屋根材のように塗り替えが必要ありません。


一般的なスレート屋根塗装にかかる代金を一回約40万円として、10年ごとに1度塗り替えと20年間に80万円のランニングコストがかかります。
屋根瓦は万一、飛散物で瓦が割れてしまっても1枚から交換が可能でメンテナンスも必要最小限の費用で済みます。


長いスパンで考えるととても経済的な屋根材といえます。

安全

震度7に耐えるガイドライン工法


瓦自体の防災機能に加えて、瓦の施工方法も幾度の災害を経て新しい建築法規や建物の進化に合わせて安全性を追求してきました。
特に、阪神淡路大震災後にその災害経験を踏まえて誕生した「ガイドライン工法」は科学的な実験により、震度7クラスの地震に耐えることが実証されました。


瓦屋根は重くない


近年、幾多の大地震に襲われてきた日本列島。
テレビ放送で倒壊した家屋が映し出されるたびに散乱した瓦の映像があたかも「瓦は重いので住宅の耐震性を弱めている」という悪いイメージを与えてきました。
しかし、原因究明の結果、その原因が実は屋根の重さではなく建物の構造にあることが明らかにされています。
昭和56年に施行された「新耐震基準」を満たしていない古い住宅が大地震の標的となり全壊・半壊してしまったのです。


実際の粘土瓦の重さは60kg/㎡であり、これは圧雪10cmと同程度の重量しかありません。
瓦の重さが家を壊したというのは根本的な間違いなのです。

瓦は静か

粘土瓦は、鋼板屋根に比べ音をほとんど発生させません。
屋根を激しくたたく雨音や風音、外部の騒音を軽減して静かな暮らしを約束するそれが粘土瓦のすぐれた防音性能です。

夏は涼しく、冬は暖かい

真夏の高温にさらされる屋根材には、屋内と屋外の熱をさえぎる遮断性能が必要です。
瓦屋根は瓦同士の葺き合わせ部分に自然な通気性があり、野地板に直接熱を伝えません。


熱容量の大きい瓦屋根は日中に熱を蓄え、日没後の温度低下を緩やかにして室内の熱損失を低減します。
粘土瓦は暖房費の負担を軽減させるエコな屋根材です。

本物の陶器瓦は、耐久性、断熱性、遮音性にも優れています。
その立体的なフォルムは塗り壁との相性がとても良く、しっかりと焼き上げた陶器瓦は時間の経過と共にその風合いをましていきます。


愛知県西三河地方で生産されている粘土瓦を三州瓦と呼んでいます。日本を代表する粘土瓦産地であり、粘土瓦生産量の約60%を占めています。寒冷な気候にも耐える耐久性、寸法精度などに優れ、豊富な形状と色のバリエーションを揃えています。


全国各地の社寺建築などに採用されている高品質な粘土瓦です。
特許庁による全国的な知名度があり、地域の産業として根付いていることを証明する「地域ブランド」として三州瓦は認定されています。


粘土瓦は耐久性に優れ、他の屋根材が施工後10年~20年程度で補修、塗装などのメンテナンスが必要であることに対し、災害などによる被災や建築物の構造に問題がない限りメンテナンス不要です。

漆喰塗り壁(外壁)

「一年中快適」を生み出す外壁材

断熱性、空気の自浄作用、耐久性、経済面すべてにおいて最高のパフォーマンスを発揮するのが、漆喰の塗り壁です。
漆喰の塗り壁は、一般的な外壁材に比べると放射性能が高く、熱を蓄積しません。また、割れにくく、汚れに強いだけではなく、自浄作用もあります。
一般的に外壁材は、住宅購入後10年程でシーリング(外壁材同士のつなぎ目に使われる接着剤)が劣化し、外壁修理を行う必要があります。外壁修理には100万円以上がかかる傾向にあります。

千癒の家の漆喰の塗り壁は、新築時に施工すれば、あとは数十年もそのままで、補修の必要がないと言われています。

蔵のような体感

「一年中心地良い究極のエコ住宅」の一番外側になる蔵のような体感を醸し出す『外壁塗り材』をご紹介します。


透湿する防水塗料で気密性をアップし、壁の内部にはセルロースファイバー、そして躯体を覆う外張り断熱にEPSボード、それで終わりではありません。


最後の仕上げにこの蔵のような体感を醸し出す『外壁塗り材』を合わせて「一年中心地良い究極のエコ住宅」です。

外壁温度は、太陽の熱により建物の真夏で93℃近くまで上昇します。
ほとんどの外壁仕上げ材は反射性に乏しく、太陽の熱をほとんど吸収してしまいます。
さらにこのような外壁面は放射率が低いので吸収した熱を放出せず蓄熱してしまいます。
外気温が下がった後も外壁は熱いままなのです。
千癒の家の外壁塗り材は美感に優れ壁面の温度を上昇させず冷房費を削減します。 また、耐火性にも優れています。

品のある仕上がり

サイディングのように目地がないため、品のある美しい外観に仕上がります。

また、天然の塗り壁を職人が1人1人の手によって素材感・風合いを存分に出し、建物のデザインの魅力をより引き立てます。

高い遮熱効果

大切なものを日本の高温多湿の気候から守ってきた『蔵』にも塗り壁が使用されていました。

天然の塗り壁には、空気中の水分を吸収し、気化することで『太陽の熱』を反射する働きで、真夏の外壁表面温度を外気とほぼ同等に維持できます。熱を室内に伝えにくいため、わずかな冷房で暑い夏を心地よくお過ごしいただけます。

汚れに強い

塗り壁は、強アルカリです。藻のような微生物が大変付着しにくいです。長期間きれいな状態を維持することが可能です。

自浄作用

一般的に付着した汚れは掃除しない限りきれいになりません。しかし、塗り壁は表面の小さな穴が紫外線に当たることにより呼吸をします。この時付着した汚れ等も外部に排出します。だからきれいな状態を長期間維持できるのです。

不燃性

住宅で使用する際、不燃材である必要がありますが、塗り壁の原材料は石灰岩。
どんなに燃やしても火が付くことはありませんし、有害物質も発生しません。

割れにくい

先人の知恵で日本風土の気候に合わせ、つなぎ材としてタフバインダーや油などを入れることで引張強度を向上させ、クラックを抑制します。

一年中心地良い究極のエコ住宅 ~地域最高水準の断熱性能~

電気の自由化に続き、ガスも自由化になり、
 ここから光熱費が年率6%上昇する準備が整ったと言われています。


日本のエネルギー自給率は、わずか6%です。
未来を担う子ども達のために、なるべく機械に頼らない省エネ住宅を建てることで、海外へお金が流出することを抑制し地域経済も潤うことになります。
また、2025年には、団塊世代の方が後期高齢化社会に入り、40兆円を超える医療費が益々増大します。
なるべく自然のものをそのまま使い、冬暖かいお家を建てることで『予防医療』になります。
また、産業になってしまった日本の家は、30年後に建て替えや全面リフォームのリスクも背負っています。



目に見えない所に大切なお金を使った千癒の家の家づくりが、真のユーザーメリットになります。
年率3%でエネルギーコストが上昇しても30年間で約400万円の差です。(初期16,000円/月使用の家庭)


遮熱性・調湿性・蓄熱性・透湿性・気密性を兼ね備えた世界基準の断熱工法『千癒の家』なら、全館空調をご採用いただいた場合、家庭用エアコン4kW相当1台だけで低燃費で1年中心地よくお過ごしいただけます。
空調工事のイニシャルコストを抑えられるだけでなく、ランニングコスト、機器の交換費用も抑えることが可能です。

一年中心地良い究極のエコ住宅

一年中心地良い究極のエコ住宅は、住宅内の快適さの常識を大きく変えます。


冬の温かさはもちろん、夏にもエアコンに頼らない涼しさを与える呼吸する断熱で、高断熱を超えた超断熱といえます。
C値1.0以下・外皮平均熱貫流率UA:0.4~0.45【W(㎡/K)】の千癒の家は、この数値に夏は『調湿・遮熱』効果が冬は『蓄熱』効果が加わり一年中心地よい究極のエコ住宅になります。


また、外壁断熱材の外張り断熱材自体にも遮熱効果があります。更に内装材にも調湿効果があるので、その体感効果もアップします。

大切なのは体感温度です


室温が40度でも室内の空気がカラッとしていれば涼しく感じます。
また、室温が15度しかなくても適度な潤いがあれば暖かく感じます。
呼吸する壁は夏の湿気を取り、冬は補います。
その効果は体感温度に4度以上の差が生まれます。


断熱効果を5割以上UP!!


家の温度を左右しているのは実はほぼ輻射熱です。
夏の暑さは内断熱、外断熱でわずか35%しか防げません。
それに遮熱を採用することで、断熱効果を5割以上UPさせました。

木材が長保ちする工夫

木材が長保ちする工夫

近年は、世界中で銅・ヒ素・クロムに代表されるような重金属が含まれている木材保護剤が使用されています。日本では1996 年水質汚濁防止法により、その使用は激減しました。また、それらの木材保護剤は世界中の国々で禁止されてきています。しかし、長期にわたってそのような防腐剤を塗布した木材の対候性や処理問題が懸念されています。
日本でも屋外に使う木材保護剤の安全性について関心を持つ方が増えています。しかし、時代によって安全の基準は変わります。ウッドロングエコを塗布した木材が最終的には「土へ還れる」「焼却しても害をださない」という安全性を重視しております。高温多湿の日本で「長持ちさせる基本的な考え方」で外装木材を施工いたします。