新しい仕様

千癒の家も日々進化しています。

少しずつマイナーチェンジをしながらより良いものになるように心がけています。

その一つが下の写真です。

そして今までの仕様が下の写真です。

 

違いがおわかりでしょうか?

そうです。

色が違います!

黄色からピンクになることで職人がより華やかな気持ちで作業ができるように・・・

 

冗談です。

 

ピンクのボードは『ハイクリンボート』と言い、室内のホルムアルデヒドを吸着、分解する性能をもったセッコウボードです。

千癒の家の室内の仕上げは標準で漆喰ですのですでにその性能は持ち合わせているのですがさらにセッコウボードも健康住宅に特化した仕様になり、住まわれる人の快適さをお約束致します。

 

ご参加ありがとうございました。

先週の完成見学会が無事終了いたしました。

 

予想以上のご予約があり、熱心な方々に来て頂き、心から御礼申し上げます

 

大好評の見学会で、スタッフ一同嬉しい悲鳴でした。

 

材料と工法をリニューアルした新ブランド「千癒の家」を掲げて3年。

 

相談会や見学会に来場して頂けるご家族は増え、手ごたえを感じております。

 

皆さま、ありがとうございます。

 

私たちが良いと思う住宅は、本当にお客さまにとって良い住宅なのか?

 

私たちが薦めている健康住宅は、これから数十年間暮らすご家族にとって本当に快適な住まいになるのか?

 

私たちが言っていることと建物に相違がないように、巷のトレンドや流行の住宅の情報を得ながらも、本物の健康住宅をつくるという信念をもって日々仕事をしています。

 

そして、いつも応援して頂けるお客さまが多くいることに幸せを感じます。

 

多く声援と幸せの声を頂き、私たちはより活力をもらってます。

 

私たちができることは、多くのお客さまに幸せになってもらうマイホームをつくることです。。。。これからも一生懸命に頑張ります!!

 

リモート上棟式

先日は北区葛塚O様邸で上棟式を迎えました。

 

おめでとうございます。

 

今回は奥様がご出産準備で里帰りということで、初めての試みでしたが、奥様はリモート参加となりました。

 

上棟式の基本はこの家に住まれるご家族の幸せと繁栄、そして工事が安全に無事終わることを祈願する儀式です。

 

四隅を清め、棟飾り、三種の神器を祀り、祝詞を上げます。

 

引渡しまで怪我や事故がないように、粛々と進むことを祈ります。

 

年末には完成です。

 

千癒の家に早く住んでいただくために、スタッフ一同頑張りたいと思います。

 

またお客さまのご厚意で、構造見学会を開催させていただきます。

 

9月末より見学会となりますので、詳細はイベント情報にてご確認ください。

 

 

住宅と電磁波

はじめに

 私たちを取り巻く環境は日々変化をしています。あらゆる分野で画期的な商品やサービスが誕生し、これまでの常識を覆すような革新的な開発や技術生み出されています。科学などの目覚ましい進歩は、私たちの生活や暮らしを便利で豊かにしていることに疑いはありません。例えば、自動的に掃除をしてくれる掃除機ルンバや超薄型の4K8Kテレビ、AIが搭載されたロボット、携帯電話やスマートホンにいたっは、毎年新機種が登場し続けています。もはや持っていない人を探すほうが困難なほどです。私たちはこれらの商品の利便性を享受する一方で、家の中には溢れんばかりの電化製品が並び居住空間にはコードや配線が所狭しと張り巡られていることを忘れてはなりません。また、外を見渡せば、送電線や携帯電話の電波塔などが、あっという間に、住宅周辺の空き地に建てられているような状況です。私たちは、いつの間にか多くの電磁波の中で暮らすようになっているのです。それによって健康影響を始め、様々な問題が起こっています。


電磁波とは何か

 電磁波とは空間を走る電磁気の波のことです。電磁波の「雷」とは電気のことで、その電気が空間に放たれたものが電波です。しかし、電気や電波には、その影響が及ぶ領域があります。炎に手を近づけていくと、熱を感じ領域があるように、電気や電波にも影響が及ぶ範囲があります。この領域を「雷場」といいます。また電磁波の「磁」とは、磁気あるいは磁場を意味します。磁石が鉄を引き寄せる際に働く吸引力が「磁気」で、磁気が及ぶ範囲のことを「磁場」といいます。電流が流れると、その周りには「雷場」と「磁場」が発生します。電磁波とは、電気によって生じる「雷場」と「磁場」を伴った波のことなのです。


生活環境における電磁波 (雷場)と(磁場)

日常生活を思い浮かべてみましょう。居住空間のなかで、ラジオ波やテレビ波、携帯電話に使われるマイクロ波のような電波が空間を走っています。ちなみに送電線や電気コードは動線内を通る電気を電流といい電磁波とは区別されます。しかし、電流がコードを流れる時に、コードから電磁波が空間に漏れてでてくることがあります。生活環境において、様々な電化製品の多くは、スウェーデン基準といわれる安全基準の、25v/m の電磁波(電場)を超え、 数百v/m が発生している場合が多いようです。
 雷場・・電圧がかかることで発生し、ブレーカーを切らない限り家中の全ての屋内配線から発生します。常に電圧がかかっている屋内配線から、半径70cm 360度方向に発生し、天井配線においては、 半径70cm超える距離にて居住している場合が多く、影響が少ないと思われますが、 壁内にある屋内配線の場合は、壁面に接してベット、机を配置する場合が多く、 電磁波の電場の影響が大きいと考えます。
 磁場・・電流が流れて初めて発生し、コンセントに家電製品の電源プラグを差し、電源スイッチを入れることで発生します。しかし、 屋内配線では、その1本1本の配線に流れる電流の量に限りがあるため「磁場」はほとんど発生しないと思われます。


電磁波の種類

波長がとても短くパワーがあるガンマ線やエックス線は物質の原子から電子をはがすほど強力なので電離放射線といい、それよりも波長が長い電磁波は電離作用がないので非電離放射線といいます。

図1.電磁波の種類

電磁波=放射線   電離放射線     x線

                   ガンマ線

                   紫外線の一部

                         

     光の仲間  赤外線

       非電離放射線  可視光線

 紫外線大部分

          電波    静電磁波 サブミリ波

                        極低周波 マイクロ波

                        中間周波 

                        高周波  テレビ波 ラジオ波

 

さらに詳しくみると電磁波は、周波数が低い(波長が長い)方から順に、「静電磁「超低周波電磁

「中間周波電磁「高周波電磁」に分けられます 電磁波の性質は「周波数」「波長」によって異なります。その性質の違いによって、いくつかの種類に分類されます。「周波数」とは、電磁の強さが1秒間に何回変化を繰り返すかを表すもので、「ヘルツ(Hz)」という単位が用いられます。「波長」とは、電磁の波の間隔を表すもので、「メートル(m)」が用いられます。電磁の周波数が低いほど波長は長く、周波数が高いほど波長は短くなります。電磁には、周波数が低い(波長が長い)方から順に、静電磁、超低周波電、中間周波電磁、高周波電磁があります。

静電磁波・・周波数が0Hz、つまり強さが変化しない電磁を指します。静電磁は「直流電磁」と呼ばれることもあります。これは、鉄道や医療用磁気共鳴画像撮影装置(MRI3)などに用いられています。地磁気や永久磁石の磁界もこれに含まれます。

超低周波電磁・・周波数が0Hzより大きく、300Hzまでの電磁を指します。超低周波電磁には、家電製品や、送電線・変電所などの電力設備に用いられる50Hz及び60Hzで、商用周波電磁とも呼ばれます。

中間周波電磁・・周波数が300Hz10,000,000Hz10MHz)の電磁を指します。「IF5電磁界」と呼ばれることもあります。中間周波電磁界は、電磁誘導加熱式(IH6)調理器、電子タグ(RFID7機器、無線タグ、ICタグなどとも呼ばれます)、電子商品監視装置(EAS8機器、万引防止監視システム、盗難防止装置などとも呼ばれます)、AMラジオ放送などに用いられています。新しい応用技術として、電気自動車の非接触充電にも用いられいます。

高周波電磁・・周波数が10,000,000Hz10MHz)~300,000,000,000Hz300GHz)の電磁を指します。「無線周波電磁」や「RF9電磁」、「電波」10と呼ばれることもあります。高周波電磁の中で、波長が短い領域の電磁は「マイクロ波」とも呼ばれます。高周波電磁は、TVFMラジオ放送、携帯電話などの無線通信や、電子レンジなどに用いられています。高周波電磁については、発生源からの距離が遠い領域と、これよりも近い領域で性質が大きく異なるため、異なる尺度を用いて強度を表しています。

以下の図は、電磁波の周波数、波長及び主な発生源の分類を示しています 電磁波(の分類名称周波数波長主な発生源として、(例)静電磁波( 地磁気、磁気共鳴画像撮影装置(MRI)、鉄道超低周波電磁 0Hz~300Hz 1000km~家電製品、電力設備(50Hz、60Hz)鉄道電子商品監視装置(200Hz~14kHz)中間周波電磁波( 300Hz~10MHz 30m~1000km IH調理器(20~90kHz)電子商品監視装置(200Hz~14kHz、22~37.5kHz、58kHz、1.8~8.2MHz)電子タグ(135kHz以下)放送局・通信設備(数百kHz~)高周波電磁波(界) 10MHz~300GHz 1mm~30m 非接触ICカード(13.56MHz)電子タグ(13.56Hz、300MHz、920MHz、950MHz、2.45GHz)医用テレメータ(400MHz)携帯電話、基地局(700MHz~数GHz)無線機器(~数十GHz)通信設備(~数十GHz)放送局(~数百MHz)電子レンジ(2.45GHz)電子商品監視装置(2.45GHz)など


国際的なガイドラインとは

非常に強い電磁人体がばく露すると、健康影響が生じる恐れがあります。この健康影響から人体を防護するため、どのようにばく露を制限したら良いかを示すのが、ガイドライン(防護指針)です。電磁波の物理的な性質は科学的に十分に理解されており、人体への作用についても、長年の研究か多くのデータが蓄積されています。ガイドラインは、このような確立された科学的知識を基に作られています。最も広く利用されているのは、WHOが正式に認知している非政府機関である国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)のガイドラインです。ICNIRPガイドラインは、刺激作用や熱作用により健康影響を生じることがわかっているばく露レベルに対して必要に応じて安全上の余裕を盛り込んで、指針値を制定しています。ICNIRPガイドラインは、欧州連合(EU)理事会がEU加盟各国向けの勧告に採用しているのをはじめ、アジア、オセアニア、アフリカ、中南米など、世界中の約150ヵ国で採用が進んでいます日本では、送電線などの電力設備や、携帯電話基地局などの無線設備、携帯電話などの無線機器について、それぞれの周波数に対するICNIRPガイドラインの指針値と同等の規制が実施されています。

どんな家電製品から電磁波が多く発生しているのか
パソコンやホットカーペットは、使用時間が長く、かつ身体に直に触れるものが私たちにとってより影響が大きく、注意が必要な家電と言えます。さらに最近「オール電化住宅」を謳い文句に、電気床暖房、電気風呂、システムキッチンには「IHクッキングヒーター」を組み入れています。IHクッキングヒーターは火を使わない調理機器で、安全性をセールス ポイントにしていますが家電製品の中で最も強力な電磁波(磁場)を発生させる機器です。この電磁調理器のしくみは、コイルに強い電流を流して磁力線を発生させると鍋の金属に誘導電流が生じます。この誘導電流は鍋素材の電気抵抗を受け熱を発生させます。そのためスイッチをONにして金属製の調理台に触れても熱く感じません。この調理器からは強力な変動磁場が発生し周囲に放射されます。調理台の中心部からは2,000mG(ミリガウス)以上もの磁場が放射されます。1~2mGが安全の目安とされるのに、長時間 台所で磁場に被曝する主婦の健康を考えると、きわめて危険な調理機器です

 家電製品各種からは、電源に用いられる50Hzまたは60Hzの超低周波磁の他、電磁誘導加熱式(IH)調理器など製品によっては数kHz~数十kHzの中間周波磁、インバータやモータを用いる製品からは各種の中間周波磁及び高周波電磁が生じています。これについては、測定法がICNRPガイドラインで定められています。この方法での測定の例では、国際ガイドラインに対する磁界の強さ(磁束密度)の比率は、IH炊飯器では最大5%(測定距離30cm)、IH調理器では最大3%(同30cm)、シェーバーでは最大6%(同0cm)、電気カーペットでは最大13%(同0cm)、電気毛布では最大4%(同0cm)、電気マッサージ器では最大68%(同

0cm)、温水洗浄便座では最大18%(同0cm)、電動歯ブラシと充電器では最大46%(同0cm)、各種の蛍光灯及びLED照明器具については測定下限値である0.2%未満(同30cm)と報告されています。、主な家電製品からの電磁の強さの国際的なガイドラインに対する比率の例を示します。


携帯電話の危険性

 携帯電話が通信に利用する電磁波は、高周波に属するマイクロ波に低周波を混ぜて変調させたもので、800メガメルツから2.0ギガヘルツの周波数で使われています。携帯電話で通話する際は、携帯電話機の最寄りの携帯電話基地局へ信号が送られ、その後、通話やメールができるようになります。携帯電話基地局は、それぞれ送受信を担当する区域をもち、市街地では一基当たり半径数百メートル、郊外では数キロメートルの範囲をカバーします。市街地には、NTTドコモ、ソフトバンク、auなど各通信会社がそれぞれの基地局やアンテナがほぼ500メートル置きに設置しているので、どこにいってもアンテナだらけで、携帯電話電磁波の無い場所はありません。基地局の住民は否応なく24時間、携帯電話電磁波に被爆させられます。さらに基地局は、無線設備を動かすために数千~数万ワットの電力を使うので、周囲では強い低周波磁場が発生し、周辺住民はマイクロ波だけではなく、超低周波にも被爆することになります。

 脳には、有害物質の侵入を排除し、必要な栄養素や酸素だけを通す血液脳関門という組織があります。携帯電話の基準値の1万分の1以下の電磁波に曝しただけで、血液脳関門の機能低下し、有害物質が脳内に侵入することが、スウェーデンで行われた実験でわかりました。血液脳関門の機能低下が続くと、破壊される神経細胞が増えることも確認されています。また、携帯電話を通話中の状態にして30秒間耳に当てただけで、目の奥の血流が4分の1以下に減少する、という報告もあります。脳への血流が減少するということは、脳の神経細胞に必要なブドウ糖やミネラルなどの栄養素や酸素の供給量も減っているということです。このような状態が長期間続くと脳梗塞のような状態が起きると指摘されています。またラット実験では、電磁波を被爆させると、記憶力や方向感覚の低下も報告されています。また、脳内ホルモンを分泌する松果体が影響を受け、睡眠や免疫、生殖にかかわるメラトニンというホルモンが減少します。また、神経伝達物質であるカルシウムが細胞から流出し、細胞の機能や成長に異常が起きます。DNAを傷つけて染色体異常を起こしてガンの原因になるという報告もあります。マイクロ波などの高周波電磁波に被爆する職業や地域では、白血病や小児ガンなどの発症率が非常に高いこともわかっています。

携帯電話基地局周辺の住民に起きる健康影響

携帯基地局からの距離

症状

10m以内

吐き気、食欲不振、視覚障害

100m以内

怒りっぽい、うつ症状、性欲減退、めまい

200m以内

頭痛、睡眠障害、不快感

200~300m以内

疲労感

そういった携帯電話の人体に与える影響から、世界の国では、特に、まだ身体の発育が未熟な子どもへの影響を懸念して、子どもに対する携帯電話の規制や勧告などが行われています。しかし、日本では小さな子や小学生に携帯電話を持たせるのも珍しくありません

各国の子供に対する携帯電話の規制、勧告、要請一覧

ロシア     16歳以下の子供は携帯電話を使うべきではない。

イギリス    8歳未満の子供には携帯電話を使わせないように。

フランス    12歳未満の子供用携帯電話の全ての広告を禁止。

オーストラリア 10歳未満の子供を販売対象にしない。

カナダ     8歳以下の子供たちには固定電話を。

アイルランド  16歳以下の子供には携帯電話を使用させないように。

インド     16歳未満の子供の携帯電話使用、販売禁止。

オーストリア  クリスマスプレゼントに携帯電話はやめよう。

ベルギー    7歳以下の子供への携帯電話の販売は、店頭でもインターネットでも禁止。

日本      小中学校への持ち込みは原則禁止。中学校では一部解禁のところもでてくる。

屋内配線から発生する電磁波
  床下や壁の内側を通る屋内配線からは、電磁波が発生しています。電化製品の場合、電磁波はコンセントに差し込んでいるときしか発生しませんが、屋内配線の場合は一日中ずっと発生し続けています。家にいる限り、電磁波に囲まれている状況になりかねないのが、現代の住まい。屋内配線はブレーカーを落とさない限り常に
電圧がかかっているため、配線が重なった場所は、特に強い電磁波が発生しています。


外部環境から電磁波影響

外部環境には、電力会社の地下送電線や変電所NTT、NHK、放送局、建設省の緊急避難用電波塔、そして携帯電話会社など電波塔があります。日本のように、狭い土地に人口が密集し、電力使用量や携帯電話の普及台数が世界でも高を誇る国では、所構わず高圧線鉄塔や電波中継塔が乱立しています。高圧線や電波塔の真下や周辺に民家が密集したりするのは日本だけです。 

高圧送電線鉄塔や電波塔の建設による、健康被害や健康不安に対する地域住民の建設反対や撤去の運動が全国的に拡大しています。これらの鉄塔からは、人体に有害な電磁波が放出されており、欧米では十年以上も前から 電磁波の人体に与える影響を疫学調査し、住宅・保育所・幼稚園・学校・子どもの遊び場・オフイス等の建設に厳しい規制をしています。近くに鉄塔が無くても、窓を開けると目の前に高圧送電線が通っている場合や地下1.5~2mに埋設された地下送電線近くに居住している場合には、鉄塔付近に居住する以上の電磁波被曝を受けています。日本では電磁波規制がなく、それどころか逆に電力業界と電機メーカーは家庭用電圧を現在の100ボルトから200ボルト級、400ボルト級まで引き上げることを計画し、15年ほどかけて実現を目指す方針ですすでに通常の家庭用電圧(100ボルト)の倍で動く「200ボルト家電」が家庭に浸透し始めました洗濯乾燥機やクッキングIHヒーター、エアコンなど「ハイパワー」を売り文句とした家電製品が普及しています。発電所でつくられた高圧の電気は最終的には自宅近くの変圧器で200ボルト及び100ボルトにされて家庭に送り込まれています。すでに分電盤が100ボルトと200ボルトの両方に対応できるタイプになっている住宅は多く、コンセントまでの配線工事さえすれば200ボルト家電が使えます電力業界が提言している、電柱までを2万2000ボルトまで増やし家庭へも200ボルト級や 400ボルト級で届くように求めている高電圧構想が、我々の知らない間に実行されています「ハイパワー」家電は健康への「ハイリスク」をもたらします。ちなみに世界の電圧はEUが220ボルト、米国 120ボルト、カナダ 110ボルトです。狭い日本の住宅で200ボルト級、400ボルト級にする必要性と健康への影響を考えると極めて危険であると言わざるを得ません。



携帯電話の基地局の危険性

電波によって、携帯電話、スマートホンで通話できるのは、携帯電話の端末と携帯基地局が電波で結ばれるからにほかなりません。ただ、電波による光信で欠くことのできないのがアンテナです。発せられた電波は、

アンテナで受け止められます。携帯電話の普及と、初期の圏外の改善には、基地局設置が伴っており、全国どこでもほぼ通話が良好となった背景にはこの基地局の過剰な乱立があります。そのことによって、近隣住民の健康影響が報告されています。


事例として、

神奈川県横浜市

横浜駅からJR根岸線で約20分。洋光台駅と港南台駅のほぼ中間に広がる丘陵地帯周辺でガンや白血病で死亡している人が多発しており、年でガンで死亡する人が増え40~50才が多いという。丘陵地帯から1.5キロほどの住宅に住む主婦が乳ガンになり、隣の奥さんも乳ガンで亡くなり、斜め向かいの奥さんは白血病で、その隣の奥さんは膠原病で、さらにお医者さんが肝臓ガンで亡くなり 奥さんも乳ガンで手術をしたというように辺り一帯進行ガンで亡くなる人が多発しているといいます
 これは、丘陵の尾根沿いに、海上保安庁、NTT、NHK、FM放送局、建設省の緊急避難用電波塔、携帯電話会社など6基の各種電波塔が住宅地を睨むように乱立しており、さらに住宅地の真上には15万7千ボルトの高圧線も通っておりマイクロ波と低周波の複合電磁波による影響と考えられます。
 ガン患者の異常多発は、6基の電波塔から、西側1キロほどの所に位置する 団地でも同様にガンで亡くなっている人は、男女を問わず、圧倒的に多く、住宅地内の多くの住民が、ガンの多発と電波塔から発せられる電磁波の関係を疑い始め、NTTドコモが建設予定の7基目の巨大鉄塔(無線中継塔)の建設反対に3千人の住民が反対署名を横浜市に提出し、郵政省、県、建設省などにも電磁波の危険性を訴え、鉄塔建設計画の中止を要望したといいます

②徳島県三好郡

 携帯基地局からの無線電波による被害の例としては、徳島県三好郡で基地局が建設されて1ヶ月位でミツバチが40箱死滅したり、池の鯉が死滅するという現象が現われ、6ヶ月後には地域住民の体調にもさまざまな症状(差し込むような頭痛、血圧上昇、脈拍上昇、うつ状態、目の異常、フラフラして歩きにくい、卒倒、体重減少等)が現われ、住民のうち7名が血中セロトニン濃度を測定したところ、7名ともに0.01マイクログラム以下で正常値(0.04マイクログラム) の4分の1以下で「電磁波過敏症の疑い有り」と診断されました。 これらの症状や検査結果は欧米で報告されている電磁波障害と一致しており 米国カリフォルニア州マリン郡のレーダー基地周辺は乳がん発生率が世界一で、この電波塔からの電磁波による影響が、三好郡のケースとあまりにも酷似しています。

電磁波が人体に及ぼす影響
慢性疲労性症候群・・パソコンや携帯電話の普及により、現代の慢性疲労性症候群患者の95%は、 電磁波過 敏症によるものだという報告があります。

アトピー・アレルギー・・電磁波は静電気も発生させ、静電気により、浮遊粉じんが集まり、 皮膚が反応してしまう場合があります。


電磁波過敏症

身近にある掃除機や洗濯機、ドライヤーなどの家電製品を使うと超低周波電磁波が発生します。また携帯電話を使えばマイクロ波に被曝することになります。電磁波過敏症とは、これらの電磁波に被曝すると、めまいや頭痛、吐き気、不眠などの症状が起きる病気です。スウェーデンやドイツ、デンマークなど、ヨーロッパ諸国では社会的に認知されつつあり、 健康保険の対象として治療が進められています。また、化学物質過敏症の併発も懸念 されています。化学物質過敏症とは、微量な化学物質にさらされることで、頭痛や吐き気、倦怠感などさまざまな症状が現れる病気です。例えば、シックハウス症候群です。防蟻剤や接着剤、塗料などから発生する軍発性有機化合物(VOC)によってダメージを受け、住人に皮膚のかゆみ、粘膜の刺激や乾燥などの症状が現れること。

発症をきっかけに、多様な化学物質過敏症に反応する多種化学物質過敏症になるケースもあります。電磁波過症は、化学物質過敏性との併発率は42%。症状は、日焼けのような炎症、頭痛、吐き気、筋肉痛、頻脈など多岐 に渡ります。人によって症状が違う上に、症状の重さもさまざまで、症状が一つしかない患者もいれば、複数の症状に苦しむ患者もいます。調査した団体によると、女性が8割を占め、男女とも30〜50代の患者が多いようです。

電磁波による健康被害は、いわゆる「医者が治せない病気」であり、こうした事例が報告されていることは、否定できない事実です。電気が増えたことによる副作用としての、こういった健康影響は、住環境における電磁波と外部における周辺の電磁波が原因なのです。「便利さ」という電気の恩恵でありながら、言い換えれば電磁波と「便利さの代償」なのです。


本は世界一電磁波が強い国
 電磁波の磁場強度は、ミリガウス(mG)という単位を用いますが英国、米国と比較しても日本の住宅環境がいかに危険な状況に置かれているかが以下でわかります。
 英国: 2mG以上の地域の人口 0.5%以下
 米国: 5mG以上の地域の人口 5.0%以下
 日本:50mG以上の地域でも人口が密集している。

 電磁波は、全ての電化製品から有害といわれる数値の数倍~数十倍漏洩していますが、電磁波は対象物から一定の距離を置くと極端に減衰します。しかしながら送電線や電波塔からの電磁波は眠っている間も容赦無く広範囲に漏洩し全身被曝から逃れることは不可能です。
 また日本家屋、特に木造の住宅から強い電磁波が出ていることが長年の測定でわかりました。つまり、日本の住宅は世界でもトップレベルで電磁波の影響を受けやすい住宅になっているということです世界の水準は安全性を確保にしているのに、日本だけ問題でるとはいったいどういうことでしょうか

4つの問題点
1.アースなしコンセントおよびアースなし家電問題
2.多量の電流問題
3.多量の電気使用量と配線過剰と位置問題
4.長時間接触電気機器問題

少ないアース付きのコンセントおよび家電問題
まずひとつは、日本の電圧は100ボルトで欧米とは電圧が異なりアースを取らないのが日本の標準です。欧米では20の電圧でアース処理されています。同じ製品を電気で動かす時に100ボルトと200ボルトでは消費する電力が倍違います。日本はアースを取らないので圧倒的に電場、磁場の影響が大きくなります。アース付きコンセントやアース付き家電が少ないため電場が多く出た状態で使われることになります。法律の制限がないという理由も電磁波の強い住宅ができあがってしまっている要因です。日本の住宅の電圧は100Vが中心です。ヨーロッパや中国など200V以上としている国では、感電死の危険を避けるためにコンセントにはアースが付いています。日本の場合、電圧が100Vと低く、万一感電しても死ぬ危険が低いために、アースが義務付けされなかったと思われます。

また、アメリカやカナダのように電圧が120V近くと低い電圧の国は他にもありますが、これらの国は訴訟社会のため、訴えられる危険を減らすために最初からアース付きの住宅とするようです(仮に電気火災が起きた場合、アースなしの住宅であれば火災保険料が下りないと聞いたことがあり、このようなリスクを減らすためと思われます)。結果として日本のみアース付きコンセントが普及せず、電場の高い住宅を作る結果となっています。

 


多量の電流問題
日本の住宅の電圧は100Vと低い設定になってい。このために流れる電流は逆に多くなります。それはこのような仕組みのためです。

消費電力(W:ワット)=電圧(V:ボルト)× 電流(A:アンペア)
消費電力は使う家電などの器具によって決まっています。例えば同じ1000Wの消費電力の器具を使ったとして

も、電圧が100Vの日本と250Vの国では、流れる電流が大きく異なります。

日本 1000W=100V×10A
海外 1000W=250V×4A

同じ消費電力の器具でも、電圧が低い分流れる電流の量が多くなるわけです。その結果、磁場が大きくなります。電場は電圧が高いところで高くなりますが、磁場は電流の流れる量が多いところで強くなります。日本は電圧が低いため、流れる電流が多くなり、その結果磁場が強くなります。

多量の電気使用量と配線過剰と位置問題
電気使用量が多く、配線が多く、さらにその位置が悪いため電磁波の影響を受けやすくなっています日本の住宅はアースがないという理由で電場が、電流の流れる量が多いという理由で磁場が強くなりがちです。これらの理由に加え、日本の住宅は電気配線が長く、家全体に張り巡らされていることがさらに問題を大きくしています。

電気製品の数が多いため、部屋の至る所にコンセントがあります。当然そのコンセントまで電気配線が引かれているため、壁の中や床の下を数多くの電気配線が通っています。電気配線の長さは35坪の一戸建てで950mにもなると言われています。家によっては、1Kmもの長さの電気配線に囲まれているケースもあるといいます。これは電気製品の数の多さに加え、照明の多さも影響していると思われます。海外の家で、そもそも天井に照明が無い家があったりするように、部屋の照明はスタンドだけで、天井には照明を付けないという国あるようです。それに比べると日本の住宅は天井に照明がないというケースはあまりありません。1階の天井に照明があるということは、2階の床下に電気配線が通っているということになります。最近の住宅では天井高を高くとるために、1階の天井と2階の床の間を薄くし、1階の天井高を稼ぐケースもよくあります。その場合、狭いスペースに配線が押し込まれるため、2階の床材と電気配線との隙間があまり取れません。そのため、2階の床の電磁波、特に電場が強くなることがよくあります

幹線の位置によって強い磁場を住んでいる人に与えることがあります普通の床上は問題が無くても、幹線の上の床は磁場や電場が高いことがあります。さらにその配線の位置です。通常のコンセントにつながっている電気配線はまだしも、外からの電気引込線から家の分電盤までつながっている幹線は大きな電流が流れています。そのためその幹線の近くには大きな磁場が発生します。これが寝室や子供部屋から遠ければ問題になりにくいですが、寝ている頭のすぐ近くを通るようですと問題です。ですが、実際にこの幹線がどの場所を通るかはほとんど把握していません設計図書を見ても、正しく電気配線の位置を示しているものもあまり多くありません。電気工事士にお任せしてしまうことが多いからです。電気工事士も工事費や作業日程の問題からなるべく簡単な工事で済ませたいと考えその結果、悪意は全くないのですが、滞在時間の長い寝室の横や下に幹線を引くことになってしまいますこれらの理由で、電磁波の多い家ができあがっていくことになります。



長時間接触電気機器問題
さらに日本独自の問題があります。それは長時間接触する家電が多いことです。長時間接触する機器の代表はパソコンで、これは日本だけに限りません。しかし日本ではこれに加え、ホットカーペット、電気毛布、電気こたつ、マッサージチェアなどがあります。また、一部の床暖房でも電磁波が強いものがあります。この電気毛布の電場は510V/mでした。基準の25V/mから見れば20倍以上です。これらの機器は電磁波が強いだけでなく、長時間人の体に触れているため、大きな問題となることがあります。こたつはもちろん日本独自のものですが、電気毛布やホットカーペットもあまり海外では見られません。これらの商品は使用していて大変気持ちの良いものですが、電磁波ということを考えると体に良いものではありません。


電磁波対策住宅とは
  電磁波対策住宅とは、建物から発生する電磁波シャッアウトした住宅のことです。家にあるパソコンや携帯電話から電磁波が出ていることはもちろんのこと、もうひとつ電磁波の発生源があります。それは「家」そのものからです。しかも、昔の家よりも新しい家のほうが電磁波が強くなっているのです。
  一般家庭の電気の消費量1軒あたり、わずか50年で10倍以上になりました。電気をたくさん使うために、建物も変化しています。建物の内部には、外の電柱から各部屋へ電気を運ぶための屋内配線が通っていますし、家電製品のプラグをコンセントに差し込む電気は、このコンセントの先(壁の内側)から配線しています。 屋内配線は室内の壁のなかを縦横無尽に張り巡らされています住宅新築時にはコンセント設置数と照明器具設置数の増加に伴い新築住宅1軒あたりの電気配線総長さが30年前に比べて平均6倍と言われています。さらに上述した通り、コードの長さをみると、今はなんと1m以上、昔の7倍の量のコードが使われているのです



電磁波対策 身を守る方法
もっとも簡単な電磁波対策は、対象物から離れることです。電場を測定すると、対象物からの影響に比例して数値が下がります。テレビは通常数十メートル離れて見るものですし、電子レンジや冷蔵庫も常に近くにいるわけではありません。ですから、パソコン、携帯電話 スマホなど一部を除くほとんどの家電製品にはこの対策が有効ですし、日常的にこういった家電製品からの電場の影響は少ないと言えるでしょう。ところが、家はどうでしょうか。家の壁や床は、つねに体の一部が接しています。そこから距離をとることは不可能です。
では、離れることが出来ない場合はどうしたらよいのでしょうか配線や家電からの放電影響を減らす家づくり
ためにまず、電場・磁場の影響を極力最低限に抑える設計施工をお願いしましょう


新築における施工設計
新築住宅の場合、建築前に電磁波対策として、壁の中に電気配線を通したり、アース線を確保したりできます。新築時は建築後だと見えなくなる場所に施工可能だからです。建築後施工しようとすると壁を壊することになり、多額の費用が必要となります。新築建築時であれば少額費用で効果の高い施工を計画することが可能です。例えば、電磁波遮断シート施工してもらったり、電気配線位置を部屋外に集約家電を使う各所のコンセントをアース付きコンセントたりできます。費用面からみても格安な電磁波対策になります。こうすることで、電気を地面に逃がす事が出来るようになるので、感電・落雷被害・ノイズ・電磁波・通信障害などを防ぐ事ができます。また家具配置なども考えて、コンセント計画は綿密にして余分なコンセントを無くす事も重要です。また電柱から家への電気線引き込み口を配慮したり、電磁波測定器を使って数値を測定して配置等を考えるようにしてもらいましょう


住宅周辺の確認
現在の住まいもしくはこれから家を建てる地域には、放送局携帯電話会社など各種電波塔電圧線などがないかを確かめることが不可欠です。また携帯電話の電波塔はいまなお乱発され、地域住民の反対運動が起こっているところもあります。そういった建設予定地が周辺にあるのかも念のため、調べておきたいところです。そして、実際に該当する地域だった場合は、十分な検討と対策が必要になります。
 また電車が通過する線路沿いはこの危ない地域に該当するのかということについては、最初図の通り、鉄道の電磁波は、静電磁波~中間周波電磁波での水準あり、安全で。ただ、この幅は、鉄道といっても、電線、電子監視装置、改札など、家電製品がそれぞれ違うように、設置されている装置や部品、車種が様々あることによって、それぞれ違いがあり測定が困難になっています。絶対安全とは言い切れませんが、ただ、最新の試行運転中の超電導のリニアモーターカーは、国際的なガイドライン(ICNIRPガイドライン)で定められた基準値以下のもとに、さまざまな対策を施し、磁界を管理しているため健康への影響はないとしています。基準値は人体への影響が生じる可能性のあるとされている磁界レベルの1/5~1/10程度の厳しい数値に設定されています。(下記図参照)電車や周辺への影響について、関係各社は多大な配慮を行なっていることに間違いありません。ただ線路沿いの場合は、電磁波の他、騒音、振動という大きな別の問題も同時に含んでいるため、容易には判断できないところがあります

リニア沿線での測定結果

車両速度

測定箇所

最大周波数

最大測定値

ICNIRP
ガイドライン値

0km/h
(停車時)

線路脇4m

0Hz

0.19mT

400mT

高架下8m

0.02mT

500km/h
(走行時)

線路脇4m

6Hz

0.19mT

1.22mT

高架下8m

0.02mT

電場をカットするためのアース
もうひとつの対策はアースです。地面に打ち込んだ金属棒を通して、電気の逃げ道を作ってあげることを「接地(アース)」と言います。アースは余分な電気を逃がし、感電防止などの役割を果たすためのものですが、実は結果的に発生する電場を抑制しますすなはち、電気と電場をも逃してくれるのです。壁・床・天井に張り巡らされている屋内配線からの電磁波は、様々な部材を伝わって伝播し、身体の表面を覆うのです。電磁波の室内への侵入を防ぐために、アースをする必要があるのです。アースの目的は電気の安全性という視点からも電磁波を避けるためにお部屋のコンセントにアース付コンセントを施設することを推奨します日本は2口コンセントが主流ですが、欧米のコンセントは3口で、3つ目の穴はアースのためのものです。日本では今のところ、水周りなど一部を除いてアース付コンセントは見られませんが、アースをすることによって家電製品からの電場は簡単に削減することが出来ます。


おわりに
日本の生活環境において電磁波は身の周りに予想以上に溢れています。しかし、電磁波を目で見ることはできません「電磁波」と聞いて、「身体にとってよくないもの」という認識を持っている人は多いのですが、その対策らしきことをしている人はほぼいないというのが現状です。人間は、目や耳で感じられないものに意識を向けることが難しくできているようです。住宅を購入したり転居した後に、これらの悪環境に気が付いても手遅れです。電磁波に対する正しい知識と対策を備えることが「転ばぬ先の杖」となります。

参考

電磁波・化学物質過敏症対策 増補改訂」大久保貞利著 緑風出版 2018年10月

「電磁波過敏症」加藤やすこ著 緑風出版 2004年11月

「電磁波による健康被害」加藤やすこ著 緑風出版 2015年7月

「ルポ最後の公害、電磁波に苦しむ人々 携帯基地局の放射線」黒数哲哉著 花伝社 2014年12月

電磁界情報センターHP 他

台風に強い注文住宅とは?

はじめに

 ここ数年、台風は、毎年のようにわが国に襲来し、きわめて大きな災害をもたらしています災害の激甚化といわれていますが、その中でも台風の脅威は、川の増水、氾濫、土砂崩れ、交通網の断絶、農作物への被害、家屋の倒壊など多岐にわたり、その被害は、社会、地域のインフラを機能不全にすることのみならず、個人の財産や生命まで危険にさらしています。特に、最も被害が多いのが、私たちが住んでいる床上浸水、床下浸水、損壊、半壊、全壊です。

それでは過去の台風被害をみましょう。

 下の表は、日本に大きな被害を与えた台風の例として、昭和に死者・行方不明者数が1,000人を超えたものと、平成になってから死者・行方不明者数が40人を超えたものを取り上げたものです。この表から、9月に来襲した台風が大きな被害をもたらしていることがわかります。これは、9月は8月に次いで上陸数、接近数が多いうえに、この頃には日本列島付近に秋雨前線があり、台風の東側をまわって前線に流れ込む湿った空気が前線の活動を活発化させて大雨を降らせる場合があることも関係しています。

台風名又は台風番号

人的

住家

上陸・最接近年月日

死者
(人)

行方
不明者
(人)

負傷者
(人)

全壊・
流失
(棟)

半壊
(棟)

一部損壊
(棟)

床上浸水
(棟)

床下浸水
(棟)

室戸台風

2,702

334

14,994

92,740

401,157

1934921

枕崎台風

2,473

1,283

2,452

89,839

273,888

1945917

カスリーン台風

1,077

853

1,547

9,298

384,743

1947915

洞爺丸台風
(昭和29年台風15号)

1,361

400

1,601

8,396

21,771

177,375

17,569

85,964

1954926

狩野川台風
(昭和33年台風22号)

888

381

1,138

2,118

2,175

12,450

132,227

389,488

1958926

伊勢湾台風
(昭和34年台風15号)

4,697

401

38,921

40,838

113,052

680,075

157,858

205,753

1959926

平成2年台風19

40

131

16,541

18,183

1990919

平成3年台風19

62

1,499

170,447

22,965

1991927

平成5年台風13

48

396

336

1,448

不詳

3,770

不詳

199393

平成16年台風18

43

3

1,399

144

1,506

63,343

1,328

19,758

200497

平成16年台風23

95

3

721

907

7,929

12,514

13,341

41,006

20041020

平成23年台風12

82

16

113

379

3,159

470

5,500

16,594

201193

平成25年台風26

40

3

130

86

61

947

1,884

4,258

20131016

 

(理科年表消防白書による)   

上陸数が多い都道府県

順位

都道府県

上陸数

1

鹿児島県

41

2

高知県

26

3

和歌山県

24

4

静岡県

21

5

長崎県

17

※統計期間:1951年~2019年第29号まで。

(出典:気象庁ホームページ「台風の発生、接近、上陸、経路」

また、上陸県をみると比較的に西日本に集中していますが、近年の傾向を見ても、台風による記録的な被害は、西日本に限らず、全国各地で、年々増加しています

それではまず、台風の強さと建物の関係を考えていきましょう。


台風の強さ
ニュースで、「平均風速」や「最大瞬間風速」という言葉を耳にすると思います。この「平均風速」とは、10分間の平均、「最大瞬間風速」は 3秒間の平均値である瞬間風速の最大値で、この値と被害の関係は表1のようになります。なお、平均風速に対して瞬間風速は 1.5倍3倍程度になります。

【表1 風の強さと建物被害】

風の強さ
(予報用語)

平均風速
(m/s)

瞬間風速
(m/s)

建物の被害

やや強い風

10以上
15未満

20

樋(とい)が揺れ始める

強い風

15以上
20未満

屋根瓦・屋根葺材がはがれるものがある
雨戸やシャッターが揺れる

30

非常に強い風

20以上
25未満

屋根瓦・屋根葺材が飛散するものがある
固定されていないプレハブ小屋が移動、転倒する

25以上
30未満

40

固定の不十分な金属屋根の葺材がめくれる
養生の不十分な仮設足場が崩落する

猛烈な風

30以上
35未満

50

35以上
40未満

外装材が広範囲にわたって飛散し、下地材が露出す
るものがある

40以上

60

住家で倒壊するものがある
鉄骨構造物で変形するものがある

※気象庁ホームぺージより引用
建物を建てる時の基準となる建築基準法では、過去の台風の記録に基づいて構造計算で用いる風速(基準風速)が 30m/s~46m/s の範囲で決められています。表1と見比べると、建築基準法では、瞬間風速で 40m/s~60m/s の猛烈な風を想定していることになります。これを地震対策でいう「耐震性能」と同じく、風対策でいう「耐風性能」という評価基準になります耐風性能は、1,2という2つのランクがあり耐風性能1はこの建築基準法レベルにあたります。耐風性能2は、その1.2倍の耐力を持つ基準です。竜巻のような異次元の強風は別として、風速50m、60mの風でも、建物そのものが飛ばされることはないようなレベルとなっています。

屋根や外壁が飛ぶ力の原理
台風によって強い風が吹くと家には、図2のように、大きく分けて 3つの力がかかります。

     【図2 台風によって建物にかかる力】


① 屋根を持ち上げる力 ② 軒先を持ち上げる力 ③ 建物に横から(水平方向に)かかる力

 主に、屋根が飛ぶ原因となる力は①と②で、外壁が飛んだり損傷する原因となる力は③となります。そして、飛散物によって窓ガラスが割れてしまうと、室内に風が吹き込み、この風が室内から屋根を持ち上げようとするため、屋根が飛んでしまう可能性が上がります。窓ガラスが割れない場合であっても、図2の〇で囲んだ軒と桁(梁)の留め付け部分には屋根を持ち上げようとする力がかかります。

それでは、これらを参考にしながら、住宅の風水害の事例を検証していきましょう。


浸水被害

床からの浸水

・半地下や地下室が設けられた居室の浸水

前面道路より階段12段ほど下がった玄関などの浸水

・バリーアフリーの観点から、基礎を低くしている(ベタ基礎)住宅の浸水

※基礎とは建物の土台となる鉄筋コンクリートなどことで建物と地面のつなぎの部分を指します。

床下換気口からの浸水

バルコニーからの浸水

浸水原因

床からの浸水による事例は人為的に低地を作っていることが原因です。半地下や地下室は都心部に多く、狭小敷地で居住空間を少しでも確保するために作ったものであり、前面道路よりも低い玄関はデザイン性を重視したからです。バリーアフリーとはいえ、昨今の水害で老人ホームや介護施設で大きな被害が出ているのは、このフラットの設計は、の侵入を容易にしてしまうという欠点を浮き彫りにしています。床下換気口は、床にこもる湿気対策のため、建物の基礎部分にうがたれるもので、雨が降ると水が溜まりやすく、雨水が入りやすくなります。またバルコニーは、普段、鉢植えや荷物などを置いたり、排水口の詰まりによって室内に浸水が起こります。

浸水対策

 設計上で、デザイン性を重視しすぎず、浸水に備えた強い設計になるように施工主と

バルコニーの排水口は、ゴミなどが溜まり、詰まりやすいため、こまめな掃除といったメンテナンスを行うましょう。床下換気口には、換気口をふさぐための止水カバーをつけることもできますしかし、これを常時つけておくと、湿気がたまり、白アリの発生など悪影響を及ぼします。最近では最初から床下換気口がない基礎と土台の間に樹脂製や金属製の基礎パッキンを敷きこむ基礎パッキン工法がありますそれですと床下の換気が可能になります


ガラス被害

強風によって飛来物が窓を破壊

雨桶が壊れ外壁や窓から雨漏り

ガラス被害の原因

平均風速20m/s以上になると、看板の落下や屋根瓦、屋根葺材が飛ぶなど被害が出始めます。強い台風では飛来物で窓ガラスが割れる危険性が高くなります。ガラス破片でケガをしたり、雨が吹き込んで腐食やカビが発生し高額な修理費が必要になることもあります。また割れた窓ガラスから暴風が室内へ一気に流れ込み、家の屋根が吹き上がってしまうという被害もあります

また雨桶は、配管を接手と金具で簡単に固定しているだけで強い力が加わるとすぐに破損します。そうなると窓ガラスや外壁に雨水がかかり汚損の原因になります。

ガラス対策

窓ガラスを守るためシャッターや雨戸を取り付けることがよいです寝室やリビングなどに計画されがちな大きなサッシにはシャッターつけます。吹き抜けなどの高い位置の大きなサッシには、電動シャッターという方法もありますまた近年、ハウスメーカーのデザイン重視の建築が増えて、シャッターの採用率が非常に少なくなってきましたが、あらためて積極的なシャッターの計画を再考しなければならないです。大型の台風が来て、飛散物でガラスが割れる被害が多く発生すると、サッシ業者にはガラス交換の依頼が殺到しなかなか修理できるまでに時間がかかります。割れたガラス窓を段ボールやテープで塞ぐ手もありますが、冬場は寒さに凍え、夏場は暑さや虫の襲来に悩まされます。そこでシャッターがつかない形状の窓や小さな窓ガラスなら、ガラスに飛散防止フィルムを貼ったり、「網入りガラス」や「防犯ガラス」を取り付けるとよいですたとえ飛散物がぶつかり、ガラスが割れてしまっても原型は留めていますので、修理までに時間がかかっても何とかしのげます。ただ「網入りガラス」や「防犯ガラス」は強度が高いわけではなく、強風で固いものがと飛んでくれば、割れてしまいます。そこでごく小さな窓を除き、すべての窓に雨戸をつけることが、最善策です。


屋根被害

屋根から雨漏り

・片流れ屋根(屋根が一方向だけ傾いている屋根)から雨漏り

・陸屋根(ほとんど勾配がなく、平たい形状)から雨漏り

屋根瓦が吹き飛ばされる

屋根被害の原因1、雨漏り

屋根の形状によって、片流れ屋根と陸屋根は比較的雨漏りのリスクが高いといわれています。片流れ屋根は、雨が一方向に流れることから、雨桶への負担が大きくなり、軒がないほうの外壁が劣化しやすい傾向があります。

太陽光発電パネルを設置しやすいことでも人気で、それがかえって雨漏りの引き起こす原因にもなりえます

陸屋根は見た目のシンプルさや屋上が使えることから人気が集まっていますが、傾斜がない分、水が長期間滞留しやすく、傷みやすいというデメリットがあります。また屋根に天窓をつけることも、屋根の一部に穴を開けて設置することになるので部材の劣化するスピードが早くなります。

屋根被害の原因2、飛ばされる

屋根が飛ばされる理由として、築基準法や、メーカーが保証している基準の風速を超える想定外の風を除

き、屋根の下地材を受けている垂木という部材が建物に十分に緊結されていなかったり、正しい施工基準に基づいた屋根材の施工がなされていないことがありますまた元々屋根の下地材(野地板)が腐朽していて釘の保持力が低下しているということもあります築年数の古い一戸建て住宅で損傷しやすいのが屋根です。屋根が強風で吹き飛ばされ、損傷部分をブルーシートで覆っている光景を何度もテレビで見たことがあると思います。そのため「屋根瓦=風害に弱い」というイメージが強いかもしれません。瓦はきちんと固定してないと強風で飛びやすく、吹き飛ばされると周辺の建物を傷つける2次被害も発生します。

屋根対策 1、雨漏り

屋根の上は、目が届きづらい場所なので、排水口が詰まって雨漏りするケースも非常に多いです。様々な屋根がある中で、寄棟屋根、切妻屋根は、雨漏りのリスクが低い構造をしています。寄棟屋根は頂点から4方向に傾斜する屋根です。様々な建物に対応できる形状となっています。また切妻屋根は、その形状の関係上、室内の構造が三角になります。古くからある屋根の形状で、伊勢神宮や出雲大社などの建物の屋根もこの形状で作られています。いずれも傾斜が幾方向にあり、雨が分散して流れるため、雨漏りしにくい構造になっています。

屋根対策 2、屋根が飛ばされないために
屋根が強風でも飛ばされないためには、垂木をしっかりと建物の構造体に緊結し、下地材が腐らないように計画し、正しい施工手順で屋根を葺くことで実現していきます屋根材どんな屋根材でも、その屋根材に合った正しい施工をしていれば、そう簡単に被害にあうことはありません。ただ、職人さんの経験不足からくる施工知識の乏しさ手抜きなど施工にあたる職人さんの技量がとわれます 

  また屋根の下地材の状態は外から見えないことが厄介です。仮に相当傷んでいても、屋根の上をよく歩いて見ない限り、下地材の腐朽を疑うことは難しいです。しかしながら下地材が腐朽していると、たとえ正しい施工で屋根材が葺かれていても、釘やビスの保持力がなくなり台風などの強風で屋根材が飛ばされてしまうのです。屋根の下地材が腐朽してしまう理由には、直接的な雨漏りによる腐朽通気不足による結露からくる腐朽という2つ原因があります。

直接的な雨漏りによる下地の腐朽を防ぐ方法
屋根の大きな役割である防水については、屋根の仕上材と防水紙の2つが担ってます。屋根材の裏にもし雨水が回り込んでも、下地の上に貼ってある防水が最後の砦となって雨漏りを防ぎます。ですから、「防水紙」が非常に重要な役割を担っているのです。雨水がこの防水紙を突破し下地材に到達すると、雨漏りしてしまうだけでなく急速に腐り始め、屋根の仕上げ材の固定も弱くなり台風で被害を受けてしまうことになります。屋根の勾配や工法によって性能とコストのバランスをよく考えて最適解の防水紙を選択したいものです。

通気不足による結露からくる腐朽を防ぐ方法
屋根の裏側(下側)には小屋裏と呼ばれる空間があります。通常デッドスペースになっていて、普段目にすることがない空間ですが、建物で一番高い部分の空間なので、常に温度が高く湿度も高い空間です。季節によって結露し下地材を腐らせますので、十分通気させることで結露を防ぐ必要があります。建物完成後、数ヶ月で結露により下地材が腐ってしまった例は多々あります。この対策は、建物の設計・施工の問題ですので、設計の段階でしっかりと計画することが大大切です。

構造金物
屋根の仕上材だけでなく、屋根の下地材飛ばされてしまいます。強風時には、屋根面に非常に強い風圧がかかりますので、その力に耐えうる構造でなければなりません。屋根の下地材を留めている垂木という部材がありますが、この垂木が建物としっかり緊結されていることが必要です。緊結には、通常「ひねり金物」や「くら金物」、最近では「タルキック」等という金物が使われます。構造金物の中では非常に地味な金物ですが、しっかりとした施工管理が必要です。

近年では、耐風性能が高い留め付け方の瓦などの屋根葺き材など開発されており、これらの商品を使うことで風によって家が損傷することを防ぐことが可能です。また95年の阪神大震災を機に2001年にガイドライン工法を策定され、それ以降に固定された瓦屋根であれば、安心です。瓦自体は耐久性に優れ、断熱性も高い屋根材なので、瓦全般を避ける必要はありません。


外壁被害

、庇のない家の雨漏り、外壁が劣化

※軒とは建物の外壁よりも外側に張り出している屋根の部分、庇は窓や玄関の上などに設けられる小型の屋根。

強風で外壁が壊れた

ブロック塀が風に飛ばされる

外壁被害の原因

最近、ハウスメーカーでは軒のまったくない、箱型の一戸建てや軒があるものの短いものが増えました。そのスマートな外見からデザイン面で人気があります。しかし軒のない住宅雨漏りや外壁の劣化が起こりやすくなります。また軒がないと直接、太陽光を浴びるため、いわゆる紫外線によって外壁の塗膜を傷つけます。塗膜は汚れや水をはじくバリアのようなもので、傷つけば、外壁の色があせて汚れ、風雨による損害を受けやすくなります。

また、風によって建物に横から力がかかると建物が傾きます。そうすると、外壁も同じように傾こうとするのですが、外壁が変形しにくいもの(例えば、モルタル塗り)や変形に追従できても外壁の留め付け方が十分でないと外壁が損傷するため、そこから雨漏りしたり、場合によっては、その隙間から風が吹き込むことで外壁が飛んで行ってしまいます

さらに、住宅の周囲のフェンスや塀も、風の被害を受けることがあります。特に危ないのが、1つの重量10キロほどのあるブロックを積み重ねた塀です。ブロック塀は中に鉄筋を入れたり、「控え壁」と呼ばれる支えをつけたりして、倒れにくくする工夫がされるようになっています。しかし、古い塀にはそのような措置が施されておらず、ブロックの間をモルタルで固めて積み上げただけのものが大半です。実際に大阪で近年、ブロック塀が倒れて小学生がなくなる事故が起きています。

外壁対策
建物の寿命を延ばすには建物に内部に雨水を侵入させないことが最優先です。外壁をなるべく雨に濡らさないようにすることが重要です。雨の多い日本で外壁をまったく濡らさないようにすることは不可能ですが、濡れる場所を減らすための工夫はできます。昔の日本家屋には必ずあった軒や庇をつければいいのです。軒や庇があっても濡れますが、日常レベルの小雨などでは建物全体が濡れにくくなります。

また、建物の傾き(変形)からくる外壁の損傷を防ぐには、横からの力に強い家=耐風性能・耐震性能が高い家を設計すれば抑えられます。なお、ニュースで台風によって倒壊した住宅は、これらの多くは築年数が古く、上記の耐風性能(=耐震性能)が低いことが原因の場合が大半です。


木造住宅は風水害に弱いのか

一戸建ての構造を大きく分けると、建材に木材を用いた木造住宅、柱や梁などに鉄骨を用いた鉄骨住宅、柱や梁、床、壁が鉄筋とコンクリートで構成されている鉄筋コンクリート造(RC造)住宅の3種類になります。河川が氾濫すると、決まって古い一戸建ての住宅が倒壊したり、濁流にながされたりする映像がニュースで流れます。致命的な被害を受けた住宅のほとんどは木造住宅です。木造住宅の構造は水に弱く、雨漏りなどが原因で内部が腐食することがあり、基礎や柱がもろくなり、家全体が倒壊したり、河川の越流で流されることもあります。

鉄骨造や鉄筋コンクリート造の住宅でも、風水害の被害がないわけではありません。それぞれ風水害に遭いづらく、強い建物を選んだり、メンテナンスを心掛けることが被害を受けるリスクを減らせます。

木造でも台風に強い家の構造とは木造住宅の強度は、鉄筋コンクリートや鉄骨鉄筋コンクリートにはやや劣る反面、吸湿性や断熱性に優れています。木造住宅には、夏季高温多湿となる日本の風土に合うというメリットもあるのです。また、木造であっても上述したポイントをおさえた住宅構造であれば、木造であっても台風に対して強さを持っています。木造であっても耐久性に優れた家は多いです。「木造だから必ず台風に弱い」と一概にはいえない部分もあります

まとめとおきましょう

台風に強い家づくり

位置

風水害

対策

浸水

人為的な低地を避ける設計

換気口/バルコニー

浸水

排水口の掃除などのメンテナンス

ガラスの破損

サッシ、雨戸の設置

屋根

雨漏り

風水害に強い屋根の形状を選ぶ

 

飛ばされる

風に強い留め付方法や屋根材を使う

外壁

雨漏り 劣化

軒や庇の設置

飛ばされる

倒れにくい支えや工夫



おわりに
 私たちの大切な財産である住まい台風で失いたくはありませんれから土地を購入して家を建てようとしているや、現在お住まい方地域のハザードマップを確認することをおすすめします。地区のサイトでハザードマップや地盤サポートマップなどを見ることができます。その土地の標高地形地質避難所の場所浸水の可能性地震時の揺れやすさ液状化の可能性土砂災害の可能性など、客観的にその土地の特性を知ことができます。毎年、他の地域で起こる災害を見て、いたずらに不安になるだけでなく、ハザードマップの活用で地域の特性を知り、日頃からの防災への意識を高め、非常食や防災用品等、準備するように心がけましょう。備えあれば憂いなし。私たち工務店台風に強い家づくりによって、皆様の安心、安全な暮らしをサポートしていきます。

参考文献
大震災・大災害に強い家づくり、家選び」井上恵子著(朝日新聞出版 2011年10月刊)
「マンガでよむ安心安全な最強住宅」早川義行監修(東京経済 2005年7月刊)
「災害に強い住宅選び」長嶋修/さくら事務所(日本経済新聞社 2020年5月刊)
HP

上棟式

先日北区木崎にて新築の上棟式を行いました。
弊社代表の中山が祝詞を上げてさせてもらい、
その後上棟飾りを大工が取付け、お施主様に
四方を清めてもらい無事上棟式が終了いたしました。
これからどんどん工事が進んでいきますので
進みを楽しみにしてください。

自然素材の家づくりと注文住宅の違いとは?

はじめに

家を建てることは「人生一度の高価な買い物」といわれています。それだけ多くのお金がかかります。さらに、どのような住宅設計を選択するかによって変わってきますが、場合によっては間取り、設備、素材、色など多く事柄決めなければなりません。それについて家族とじっくり話し合う時間必要となります当然ですが、一度決めたことを完成したあとに修正することは容易にはできせん。ほとんどの人は、この高価な買い物に対する知識や情報が足りていません。自分たちの一生を決めるといってもいい買い物を前に、もっと貪欲に知識や情報を集めましょう。そしてあなたが準備に時間をかけただけ、完成後、達成感と多幸感味わうことができるしょう


自然素材住宅は環境にいい

自然素材住宅が良いとよく耳にするようになりました。その理由は環境と健康と良いという2つの要素があります。環境は、社会ニーズでもあります。すでに買い物にいけば、エコバック持参やレジ袋有料化。海岸に捨てられたペットボトルが海洋生物の生態系を破壊することから水筒持参や紙パック商品の導入、ガソリンの排気ガスを減らすための水素エネルギーを使ったハイブリッド車や電気自動車など、環境への取り組みが日常的なところでも意識されるようになりました。 そんな中で住宅市場において、「自然素材」を使った自然素材住宅に注目が集まるようになりました

まず、自然素材住宅を構成する自然素材について、その種類をご覧ください。

<自然素材の主なもの>

  • 木材・・無垢材※製材されたままの単一材質でできており、文字通り混じり気のない材料のこと
  • 壁・・漆喰 ※消石灰、糊、スサを混ぜてつくる左官材料
       珪藻土 ※貝殻や海藻の化石に海藻糊などを加えてつくったもの
       和紙珊瑚
  • 新琉球漆喰沖縄の自然素材を原料としたもの
        薩摩中霧島壁※天然の火山灰・白洲の珪酸質成分を主成分とする
        断熱材・・羊毛、コットン、木質繊維
  • 接着剤(お米原料) ※木工用ボンドの4〜7倍もの接着力があるうえ、万が一口に入ったとしても食品が原料なので体に害をおよぼす心配なし
  • ホウ酸防蟻処理剤※シロアリと腐朽菌の防腐処理に使う。農薬系の薬剤とは違い、健康、空気環境に害なし。
  • 天然オイル※植物から生まれた天然成分の保護オイル
  • 床・・竹、
  • 屋根・・茅、ヒノキの皮
  • 畳・・天然イグサ畳

自然素材は、古くから日本の家で使われてきた素材です。天然の丸太をそのまま切り出した無垢材、海の地積を利用する漆喰や珪藻土など、自然に由来する素材です。人体に無害は勿論のこ、有毒物質を発しないため、自然と調和し、環境を汚すこともありません

日本の国土に占める森林面積の割合は、約70%にも達しています。日本の木といえば、スギヒノキマツなどは思い浮かべると思います。実は、これらの森林資源は有効に使われておらず、木材の時給率は30%程度にとどまっています。森林は適切な手入れをしなければ、荒れていき自然災害を引き起こす原因となります。本の木を使って家を建てるようになれば、山にも手が入り、森はよみがえります。緑が増えれば、温暖化の進行を防ぐことも可能です。環境保全と地域の林業を活性化することにも繋がります


健康を害する家がある

新築住宅に住み始めたら、体調がおかしくなったなど健康被害が報告されています。

以下は実際の症例です。

以下は実際

  • 化学物質によるシックハウス症候群(めまい、吐き気、疲れやすさ、鼻、のど異常など)
  • ハウスダストによるアレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎、
  • ヒートショックによる心筋梗塞や脳梗塞
  • 室温、湿度の温度差による体のだるさ、食欲不振、・肩こり、頭痛、イライラ、うつ病
  • 結露により異臭
  • 騒音による自律神経失調症

念願のマイホームを手に入れたのに、こんなことでは、人生が台無しです。家は住む人を元気にするはずのものが、かえって健康を害してしまっては元も子もありません。

それではどうして、このような事が起こるのでしょうか


健康被害原因とは

今の建築材のほとんどが石油から作られた接着剤を使った製品です。柱、土台、梁は木片を接着剤に貼り合わせた集成材。壁には薄い板一面に接着剤を塗って何重にも張り合わせた合板。木を小さな木片にしたり、粉末状に砕いて接着剤を固めたパーティクルボードなどの造作材が使われています。石油建材から絶え間なく出るVOC(揮発性ガス)は人の健康を蝕み、500万人といわれる人々がシックハウス症候群で苦しめられています。万一、火災が発生した場合、こういった家は全体が石油製品でできているため、多量の黒煙と猛毒ガスを発し、危険性が非常に大きいです。これらの住宅は、健康を害するおそれがあるということで、24時間換気システムを設置することが義務づけられています。

また、ずさんな施工や設計の甘さなどからも健康被害を引き起こしているケースも少なくありません。人が病気になる家は、当然、家の寿命も短いものです。日本の住宅は世界的にみても寿命が短く、日本と外国の住宅の平均寿命を比較してみると、イギリスが約77年、アメリカが約55年に対して、日本は約30年と言われています(建築白書)日本は湿気が多く、腐りやすいという風土の問題もありますが、家の腐食を引き起こす大部分は結露が原因です。結露の発生は、家の断熱性を低下させ、外気との温度差を生じさせ、カビの発生につがりますそれによって健康へ悪影響を及ぼすのです。


自然素材は健康にいい

自然素材最も代表的なものは無垢材です。土台や柱などの構造部分、床や壁などにも使用される材料です。天然の丸太をそのまま切り出した無添加、無機物、防腐剤不使用もちろん接着剤を使用していませんので、体にやさしいです。

  、貝殻や海藻の化石に海藻糊などを加えてつくった漆喰や珪藻土が使われます。調湿効果、断熱効果CO2吸収効果、建材に使われる塗料や接着剤に含まれるホルムアルデヒドなどの有機溶剤の吸収・分解といったはたらきがあ消臭性や防火性に優れています見た目にもやさしくあたたかみがあるのが特徴です。
 また、塗り壁には、和紙や珊瑚を使ったものや、コットンや麻、絹などの自然素材から生まれた壁紙などがあります。断熱材羊毛をはじめ、木質繊維やコットンなど種類もさまざまです。これまで一般的に使われることが多かったグラスウールは価格が安い反面、吸湿性が低く、結露ができやすいのが難点でした。 一方、羊毛を使った断熱材は、湿気を調整し、結露ができにくいのが最大の特徴。湿度が高いときには吸湿し、低いときには放湿して、部屋の湿度を一定に保ってくれます。

自然素材は、このように環境に影響され変化する性質を持っています。そのため、無垢の木は節がある、反りがでる、キズがつきやすかったりします。そして手入れの手間がかかることがあります。しかし手をかけた分だけ味わいや輝きが増すのも自然素材のいいところ。特別な手入れは必要なく、愛情を持って接することが、自然素材の家を長持ちさせるコツです。無垢材は年月を重ねるほど強度が増していくという特徴もあります。これら特有の個性であり、健康や心地よい暮らしのために、自然素材安全で安心な素材であることになんら変わりありません

 一方、化学合成建材は、例えば、内壁材には、石油から作られる化学製品ビニールクロス、外壁材は、サイディング、床材は、薄い板を重ね張りした合板フローリングなど。接着剤を多用した新建材です。現代の家づくりには、多く使われています。その理由は、汚れにくく、腐りにくく、品質にばらつきがなく、手入れが少なくてすむからです。しかし、前述の通り、接着剤や合成材などの有害物質によって、喘息やアトピーなどの健康への影響が懸念されています。

こんな材料を使っていていい家といえるのでしょうか。

それでは、環境と健康にいい自然材とそうでない建材特徴について確認しましょう。

それでは、環境と健康にいい自然材とそうでない建材特徴についてでみてみましょう。

伝統の建築

現代の住まい

主な業者・・工務店

主な業者・・建築家・ハウスメーカー

主な材料・・自然素材

主な材料・・化学合成建材(新建材)

無垢材・漆喰・珪藻土・竹、石、和紙・羊毛

ビニールクロス・合板・サイディング・樹脂塗装・鋼版

特徴

特徴

天然材料・材料が呼吸する

合成樹脂・材料が呼吸しない

塗装を行わない 職人技が要求される

塗装を行う 職人がいなくても施工が可能

メリット

メリット

見た目がよい 温かみがある 体にやさしい

汚れにくい、腐りにくい 品質にばらつきがない

保湿性が高い 経年変化が楽しめる

メンテナンスの手間がかかりにくい 価格が安い

デメリット

デメリット

傷ができやすい、隙間ができる

有害物質を発生させ、健康への懸念

そもそも各業者が宣伝する住宅設計にはいくつかの方法があります。その特徴について解説ししょう。


建売住宅とは

最初から間取りが決まっている規格住宅のことです。土地と建物がセットになって販売され、基本的には間取りや内装、設備の変更はできません。契約して入居までの時間が短いというメリットがあります。誰にとっても満足して暮らせるように設計されていますが、生活スタイルや家族構成は家族によって違いますので、自分たちの暮らしに合うのか十分な検討が必要です。


注文住宅とは

建築家やハウスメーカーなどに依頼してつくる家のことです。間取りや設備、内装、外観デザインなどゼロから自由に考えられます。構造、性能、素材、設備、色など決める事柄が多く、時間がかかる半面、一軒の家ができるまでの工程を踏む経験ができます。ただ、家づくりの専門的な知識が乏しいと、結果的におかしな構造になったり、健康被害を及ぼしたりするケースも報告されています。

建売住宅、注文住宅のいずれも日本の大手メーカーによるデザイン性が高く、見栄えの良さを重視した家づくりです。価格、外観、デザインなどにこだわりすぎるあまり、環境や健康に悪影響を及ぼすという残念な家が建っているのが現状です。建てるべきは「病気になりにくい」「住みやすい」「長持ちする」などという、そこに暮らす家族の健康と幸せを実現できかつ地域の環境にもやさしい家ですハウスメーカーの注宅設計の方法ではもはや適していません。そこで、ここまで述べてきたような選りすぐりの自然素材を使い、心と体を癒してくれる自然素材住宅こそが、まさに理想の家づくりなのです。


木を生かした木の家づくりの魅力とは

自然素材の中心は、木材です。その木材を生かした家とはどういうものでしょうか。イメージによっては、ログハウスのように材料のほとんど全部に木材を使った家を指すと考えている人もいます。木の家とは、木造建築の特徴である木の強さと耐久性、木目の美しさや温かさを生かした木材を使った家のことです。単にどこかに木を使うというだけではなく、骨組みに木を使い、日本の伝統的な家づくりのスタイルを取り入れた建物のことです。

木の家づくりに木材の他に欠かせないのは、職人さんたちです。例えば、大工さん、丸太や柱や板を切り出す製材業者さん、漆喰や畳などの自然素材の生産者さんなど、ほぼ手仕事によって完成します。職人さんの技が結集することによって、多様な部材の組み合わせや仕上げ方が可能なるので

今の住まいは、自然を取り込みながら暮らすことが少なくなりました。近年、自然の風や温かさを使いながらの家づくり、暮らしが見直されているのには、やっぱり、木をはじめとした自然素材が、日本の気候風土に適し、快適に暮らせることに気づいてきたからです。


木の種類にはどんなものがあるのか

木といっても、いろいろな種類があります。木の種類について木をどう選んで、どう使うかは、木の家を建てるためにとても大切なことです。れでは日本の主な木材をあげてみましょう。

ヒノキ・・日本を代表する高級木材。寺社建築、ヒノキ風呂になど代表されます。強度が高く、耐水性、耐久性、耐朽性も高い。狂いも少ないため構造材に適している。深い香りに癒されます。バランスの取れた良材です

スギ・・・まっすぐ伸びる「直ぐ」から名付けられた木材価格も手ごろでどんな場所にも使いやすい。見た目が美しく、肌触りも柔らかいので、赤ちゃんがハイハイしても大丈夫。

ケヤキ・・昔から柱、梁として家の大黒柱としてきた木。強度、耐朽性とも高く、寿命が長い。

パイン(マツ)・・世界中に多くの種類があり、日本だけでもアカマツ、クロマツ、カラマツ、エゾマツなど。北欧テイストの家で好まれる程よい軟らかさが心地よい。

クリ・・はっきりとした木目が特徴。堅く、キズが目立ちにくい。水回りに最適。

ヒバ・・精油成分で防虫、抗菌効果がある。

モミ・・クリスマスツリーの木として知られている。強度が高く、摩耗やキズにも強い。黄色の上品な木目

サワラ・・すっきりとした木目と適度の軟らかさが特徴。湿気に強く、耐朽性に優れている。

オーク(ナラ)・・ウィスキーの樽に使われてきたもので、高い耐久性と耐水性があります。

ウォールナット・・マホガニー、チークに並ぶ世界3大銘木のひとつ。濃い色合いでシックな雰囲気を演出する。高級感があり、堅くて耐水性にも優れている。

 木は育った場所の近くで使うのが、木にとってよい環境だといわれます。木が長持ちするといます。ただ木はとても多くの種類があり、選択肢は数限りなくあります。どこにどんな材を選ぶかは、やはり特性を知り、適材適所で選ぶことなります

 例えば、床に使われる木は大きく2種類に分けられます。ひとつは温かさを得られる材。空気を多く含む針葉樹。とくにスギやサワラ。これらの材は、軟らかく肌触りがよくうえ、空気を多く含むので温かいのが特徴です。反面、軟らかいのでキズがつきやすい材でもあります。もう1種類はキズがつきにくい硬い材。クリやナラ、カエデは空気が少ないため、温かさはありませんが、キズつよい。椅子で過ごすリビングに向いている木です。その性質をいかして考えると、廊下やリビングは、スギやサワラ、キッチンや子供部屋はケヤキ、ナラ、カエデが向いているということになります

また、同じ木でも、製材の方法や、木のどの部分を使うかによってずいぶんと雰囲気が変わります。たとえば、木目が平行に並ぶ柾目と、木目が渦を巻いたように見える板目。木の中心部を使った心赤身と、皮に近い部分を製材した辺材白太などがあります。また、斑点のように見える「節」の数によっても、値段や仕上がりに違いが生まれます。さらに、天然オイルや蜜蝋ワックスなどを塗ることによっても印象はガラリと変わります。


無垢材でいい家を建てよう

無垢材とは、製材されたままの単一材質でできており、文字通り混じり気のない材料のことです。

例えば、天然の丸太をそのまま切り出して、床材の形に加工したものを無垢の床材といいます。肌触りがよく、部屋の湿度によって水分を吸収、放出し、室内の湿度を一定に保ってくれます。つまり天然の木を使った木材木が持つ調湿性や脱臭性、遠赤外線効果によって、夏涼しく冬暖かい、一年を通して快適な住まいが実現します。住む人にやさしく、家も長持ちする材料で

体にも心にも心地よさをもたらしてくれる無垢材ですが、自然素材ならではの特徴を生かし、長付き合って暮らしていくためには、無垢材が持つクセや性質を知っておく必要があります

 そもそもは、人間と同じで一本一本個性があり色や形、硬さや節の数だけでなく、製材したあとも、反ったり、曲がったり、ねじれたりと、「狂い」が出てくることがよくあります。無垢材は、接着剤で固められた集成材と違い、呼吸をしています。このため、温度や湿度などによって伸縮を繰り返します。夏の湿気を吸って膨張したり、冬の乾燥によって収縮もします。空気の乾燥によって縮んだり、反ったり、冬になるとフローリングに隙間ができたりするときがあります。ただ無垢材に多少の狂いが出るのは、木が生きている証拠。それは無垢材の個性あって、生きた木と一緒に暮らすという意識と余裕をって、自然素材の家を楽しむことが必要になります


おわりに

昨年の政府が発表した住宅着工統計調査によると、新築住宅着工戸数は全国288738(前年比1.9%増)新潟県は6840(前年比6.6%)。毎年、実に多くの方々が、マイホームの購入を決断されていることになります。また、持ち家率の県別ランキングをみると、上位は富山、福井など北陸の近県で占められています。新潟県は全国第6位。この上位に占める2県、富山、福井県は全国幸福度ランキングでも上位になっています。つまり、持ち家率の高さが幸福度の高さに比例しているといえるでしょう。これらの統計的なデータから、ライフスタイルや働き方、生き方が多様化している時代の中でも、住まいに関しては、自分のマイホームを持ちたい、作りたいという願望は、昔と変わらず根強い人気があることをわかります。どんなに時代が経っても人の営みの基盤である家は、私たちの暮らしや人生を支える幸せな場所であることに変わることはありません。

持ち家県別ランキング2019

順位

県名

持ち家率

1

秋田

77.3

2

富山

76.8

3

福井

74.9

3

山形

74.9

5

岐阜

74.3

6

新潟

74

全国平均

61.2

家を建てることは、人生においてとても素晴らしい経験となります。最初は、わかないことが多くて、とても不安になると思います。どうぞ、勉強会や見学会に足を運んでみてください。完成見学会で仕上がりを確認したりすることは、自然素材を使った家での暮らし具体的にイメージできる絶好の機会となりますそこで浮かんだ疑問や質問があったら遠慮なくお声かけください。私共懇切、丁寧にお手伝い致します。

30年後、50年後に、年齢とともに重ねた自然素材の経年美を見ながら、「この家を作って本当によかった」と家族と笑顔で語り合う、そんな日がくることを願っています。

<参考文献>

「失敗しない家づくりの法則 3000棟取材した住宅ライターが明かすホントのこと」(シャスタインターナショナル)2020年5月刊 木村大作著
「いい家は無垢の木と漆喰で建てる」(ダイヤモンド社)2009年4月刊 神崎隆洋著
マンガでわかる!ハウスメーカー選びのツボ」(廣済堂出版)2019年10月刊 市村崇著 市村博
・「感動と癒しの「木の家」に住みたい」(日本実業出版)2005年6月刊 中野博著
・「新「いい家」が欲しい。」(創英社)2015年12月刊 松井修著

新潟市北区で2棟新築着工

先月に引き続き、新潟市北区で地鎮祭を行いました。

 

北区で新築2棟同時着工となります。

 

O様ご家族の皆様、おめでとうございます。

 

O様とは一緒に土地探しを行い、駅近という条件にバッチリな土地にご縁を頂きました。

 

地域を広げた土地探し。。やや難航していましたが、ベストタイミングで土地の方からやってきました。

 

また目に見えない力を感じる瞬間でもありました。

 

地元新潟の地にまた新しい千癒の家が建つことになります。

 

お客さまとのご縁に心から感謝します。

 

来月から工事着工となり、今年中には南欧風の素敵な新築が完成します。

 

これから半年ほどではありますが、スタッフ一同頑張ります!

完成見学会in東区新石山

完成見学会のお知らせです。

 

新潟市東区新石山にて今週末6月20日(土)・6月21日(日)の2日間、体感見学会を行います。

 

ホームページを中心とした告知で現在までにご予約のご家族様が10組となり、満員御礼となりました。

 

ご予約ありがとうござました。

 

そして、真新しい新築見学の機会をもらいましたお施主様にも心から感謝させて頂きます。

 

この2日間は「千癒の家」という健康住宅の素晴らしさを多いに説明したいと思います。

 

『CoCoHouse』

CoCoHouseは単純に部屋を組み合わせてできた家ではありません。

それぞれのスペースに意味があり行動があります。

それらを組み合わせることで個々(CoCo)の作業を尊重しながら家族のつながりが生まれ、生活が生まれます。

大きなテラスは家族のオアシスになり、吹抜けは家全体を繋ぐ架け橋になります。

新しい概念で作られた本物の【健康住宅】是非、ご来場ください。

 


開催情報:6月20日(土)- 21日(日)

【時間】10時00分〜17時00分
【場所】新潟県新潟市東区新石山
※詳しい住所は、お申込みいただいてからご案内いたします。
【ご予約方法】完全予約制の完成見学会です。

<新型コロナウィルスの対策とお願い>
・必ずマスク着用にてご来場頂けますよう、お願い申し上げます。
・入室の際には、防衛省認定の弱酸性次亜塩素酸水での手指の消毒にご協力ください。

週末に戻りつつ。。。感謝

今週末から対面打ち合わせが4組入っています。

 

設計及びコーディネート打ち合わせだけでなく、新しいお客様と、ゆっくり家づくりの話をさせていただきます。

 

少しばかりではありますが、通常の週末に戻りつつあります。

 

この2ヶ月程度ですが、数組のお客様とリモート打ち合わせをして、メリットとデメリットがよくわかりました。

 

面談が当たり前だった毎日から急に変更を余儀なくされ、少し混乱してしまい、ご迷惑をおかけしたことも。。。。

 

世間はコロナ禍で大変な人たちがたくさんいる。

 

でも私たちは仕事をできている。

 

働ける喜びをもって今持てる力を精一杯出し切ろう。というスローガンの元、実力を発揮し一生懸命に頑張ってくれる全てのスタッフにも感謝したいです。

 

そして、お客様のマイホーム建築に携われることに感謝し、もうひとつ上の目標に向かって邁進するスピリッツを続けたいと思います。

 

明日からまた打ち合わせが始まることに感謝です。