動画サイトを開始します。

 

 

昨年から準備していました千癒の家の動画サイトがいよいよ開始します。

 

長岡で完成した新築現場を専門スタッフと撮影編集し公開になりました。

 

私たちは健康住宅を提供しています。

 

出来上がりの新築を動画でお見せしたり、現場の作業風景や職人作業も定期的な配信を行う予定です。

 

全ての建築材料の安全データシートをお見せしていますが、その建材でどのような工事をして、家が出来上がってくるかの過程を説明します。

 

いい現場といい職人が品質を担保します。

 

私たちと切磋琢磨した現場チームをみていただけたらと思います。

 

新潟市中央区でモデルハウスを建築計画中ですが、定点カメラを用いて新築の着工から完成も動画で作る予定です。こちらも楽しみです。

 

本物の健康住宅である「千癒の家」を皆様へ伝えれるように頑張ります!

燕市リフォーム工事

燕市にて2階2間のリフォーム工事を行っております。
今回は解体から床の下地調整までをご紹介します。


現在全く使われていない2階2部屋を子供部屋として
リフォームしたいとの要望から、今回のリフォーム工事が
スタートしました。

まずは解体工事です。
天井・間仕切り壁・床を解体して本格的に工事が
始まります。

長年住まわれている住宅なので床も場所によって
高さが違ってしまっているため、「不陸調整」と言って
床の下地で高さを調整する作業を行います。

次回は床板張りの作業をご紹介いたします。

自然治癒力を感じられる住環境

コンパクトに家づくりをして設計力で広々感じる家づくりをしたいと考えています。

 

そして、これからは脱炭素の省エネ住宅は必須。

 

HEAT20G1グレード以上の家づくりを必ず行っていきます。

 

なぜならば、30年以上住み続けるなら、生涯コストが一番安くなります。

 

HEAT20グレードの温熱環境なら、吹抜けがあっても快適空間となりえます。

 

千癒の家は、『どんな敏感な方でも安全に暮らせる』がコンセプトです。

 

ですので建材や工法を吟味しています。

 

高性能グラスウールや発泡ウレタン、羊毛断熱なども素晴らしい断熱材ですが。。。

 

『真の健康住宅で安全な住まい』をものさしで建材を吟味すると数値だけを追い求めるのではなく、お客様の暮らしの質が大切です。

 

HEAT20グレードの数値に関係のない『調湿』や『蓄熱』、『防音性能』、『遮熱』などを大切にすることで暮らしの質が変わることでしょう。

 

千癒の家は…木から出来た『セルロースファイバー』を選びました。

 

そして、セルロースファイバーと外断熱を組み合わせました工法を選びました。

 

HEAT20グレードとして数値だけをあげることなら。。。実は決して難しいことではありません。

 

しかし家はビニールハウスではありません。

 

ビニール中心の新建材を使った建材は、住む家族の何かを奪っていくようにも感じます。

 

雨水の侵入を防ぎ、気密性も高め、持続可能な住まいを実現しています。

 

左官職人さんが丁寧に、現場でグラスファイバーメッシュシートで一体成形することで…震度7の地震でもOKな外壁に仕上げて行きます。

 

北海道トマムの星野リゾートツインタワーの改修工事の時にあらゆる角度からデータ取りしているので、安心です。

 

年々暑くなる夏対策で『遮熱効果』にもこだわっています。

 

瓦の下には、宇宙服で採用されているアルミシートを標準仕様です。

 

外壁仕上げ材には、夜に空気中の水分を吸収して、太陽の光が当たると気化することで、自然の力で遮熱するアメリカ漆喰が標準仕様です。

 

私たちが造っている『千癒の家』は、住むだけで誰もが持っている自然治癒力を感じられる住環境な住宅です。

シックスハウス症候群について

はじめに

今回、シックハウス症候群についてのお話をします。このシックハウス症候群という言葉が使われ始めてから、約20年以上経過しています。いまだにこの問題について明解な解決策が出されているわけではありません。つまり、依然として、この症状に悩まされている方が多数いるということです。住環境対策やリフォームを行う際に、この問題について、業者や施主様はもちろん、そして政府や医療機関、関係団体をも巻き込み、さらなる取り組みを行っていかなくてはならない積年の課題であります。こうしたことを踏まえつつ、今、そしてこれからの健康的な生活環境の確保に役立つ知識を紹介していきます。

 

シックスハウス症候群の背景

1990年代の後半、全国でシックハウス症候群が大きな問題になりました。理由の1つとして、断熱性や気密度が向上した新築(改築)住宅の建材や接着剤、塗料などから放散される濃度の高いホルムアルデヒドやトルエン、キシレンといった揮発性の有機化学物質が健康障害を起こしたためだと思われます。このため、厚生労働省からは2002年13の化学物質について「室内濃度に関する指針値」が出され、また、ホルムアルデヒドは日本工業規格などで放散量規格が定められました。それによって、主要な建材から高濃度に検出される事は少なくなりました。さらに国土交通省は2000年には住宅性能表示基準、評価方法基準を制定し、2001年には室内空気中の化学物質濃度などの測定値を表示すべきことを定め、一般住宅から検出される化学物質の濃度も低くなりました。

しかし、シックハウス症候群の原因はもともと化学物質のみならず、カビや結露等の住環境の多様な問題が絡んでいると思われます。また発生源としては建築材のみにならず、移住者が生活の上で持ち込む化学物質もあります。

シックハウス症候群とは

基本的には、室内環境汚染が原因で、建物内の多くの人が身体(目、鼻、皮膚、のど呼吸器)に何らかの症状を示すもので、その環境を変えると良くなるものと言われています。

日本では、1990年代からシックハウス症候群が問題になりましたが、欧米ではオフィスビル中心の空気室内環境問題としてシックビルディング症候群と名付けられ問題となっていました。シックハウス症候群は基本的にはシックビルディング症候群が住宅で生じたものと考えられます。シックビルディング症候群はいわゆるビル内で発症する非特異的な症状(目、鼻、喉の刺激症状、頭痛、倦怠感、皮膚刺激症状、集中困難)であり、ビルを離れると良くなり、多種の要因が重なって原因になることがあるなど、欧米と呼名に違いはありますが、基本的には、室内環境に起因する同様の症候群と考えられます。

シックビルディング症候群とシックハウス症候群

1、シックビルディング症候群の大部分はオフィスの問題として、ほとんど20から60歳代に生じますが、シックハウス症候群が早い年齢に生じます。

2、シックビルディング症候群は休日に消失することが多いですが、シックハウス症候群は住居のため毎日の問題です

3、シックビルディング症候群は職場の多くの人数に生じて、環境問題として理解しやすいです が、シックハウス症候群は少数人数の問題となり環境問題として理解しにくくなります。

シックハウス症候群の症状

目-目がかゆい、熱い、チクチクする

鼻-鼻水、鼻づまり、鼻がムズムズする

肌-顔が乾燥する、赤くなる、顔や耳がかさつく、かゆい、手が乾燥して、赤くなる

のど、呼吸器-声が掠れる、喉が乾燥する、咳が出る

精神面-とても疲れる、頭が重い、頭痛、吐き気やめまい、集中できない

主な原因と発生源

1、化学的要因

人が住む現在の住宅では、いろいろな化学物質が使用されています。建物の建設や家具製造の際に利用される接着剤や、塗料などに含まれる有機溶剤、壁や床のクロスや合板は接着剤によって貼り付けられています。また木材には昆虫やシロアリといった生物の食害から守る防腐剤が含まれています。これらの化学物質は徐々に室内に揮発し、室内は揮発性有機化合物(voc)に汚染されています。シックハウス症候群になる要因は解明されたわけではありませんが、その原因物質として室内の空気中にある揮発性化学物質が考えられています。

シックハウス症候群の主な原因物質

1ホルムアルデヒト

2エチルベンゼン

3スチレン

4クロルピリホス

5フタル酸 など

  

ホルムアルデヒドについて

ホルムアルデヒドはアルデヒドと呼ばれる化学物質の中で最も単純な構造をしている無色の刺激臭のある気体です。水によく溶ける性質を持っています。その水溶液であるホルマリンは防腐剤として有名です。ホルマリンはつけられた動物などを学校の理科室なので見たことがある方も多いでしょう。ホルムアルデヒドは新築、改築し、入居した後に持ち込むもの、移住者の生活、外気と様々な経路を通って生活空間の中に入ってきます。特に建材には安価なため広く用いられています。

 ホルムアルデヒドがフェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂といった樹脂(接着剤、塗料を含む)原料として多く使用されています。建材としては、合板、パーティクルボード、断熱材に含まれています。家具の中では、洗面化粧台、台所の収納タンスなどに使用されている合板、接着剤などから発生します。

ホルムアルデヒドに関する法的規制がかけられたことにより、近年の家屋では以前と比べて濃度は一般的に減少傾向にあります。しかし接着剤等に含まれるホルムアルデヒドは、接着剤がある限り室内に放散し続けることがあり、濃度がなかなか下がらない可能性があります。

 この対策として、厚生労働省は室内濃度指針値を設けています。そのため気中濃度は減少していますが、建てたばかりの家屋では高濃度になることがあります。室内での気中濃度を下げるために窓を開ける、24時間換気装置を使うなどして部屋の換気を十分に行いましょう。

揮発性有機化合物(voc)について

揮発性を有し、大気中で気体状となる有機化合物の総称であり、トルエン、キシレン、スチレ

ン、エチルベンゼンなど多種多様な物質が含まれます。シックハウス症候群としての室内気中曝露濃度では、皮膚、粘膜刺激症状、頭痛、倦怠感、集中困難、めまい、吐き気、嘔吐などを生じます。

 対策としてはホルムアルデヒドと同様に厚生労働省による室内濃度指針値が設けられています。建物には、クロルピリホスを添加した建材の使用が禁止されていますが、すべてのVOCを規制するのは、数も多く困難であるといえます。したがって、まずは室内での化学物質濃度を下げるために部屋の換気を十分に行うことが重要です。さらに室内に持ち込む家具製品についても、輸入品などどんな塗料を接着剤を干しているかわからないものより、できるだけ品種のわかっているものを購入するか、あるいは新居に引っ越す場合は、今まで使っていたものであればそのまま使うようにしましょう。

殺虫剤、防虫剤について

パラジクロロベンゼンはVOCに分類され、上記で示したものと同様の症状をします。クロリピリホス、ダイアジノン等の有機リン系は、皮膚、粘膜刺激症状、頭痛、倦怠感、めまい、吐き気、胸部圧迫感、軽度の運動失調などを生じます。フェノブカルプ等のカーバメート系では倦怠感、頭痛、めまい、悪心、嘔吐、腹痛等を生じます。

 居住者が自ら殺虫剤を使用する場合は、使用について認識がありますが、シロアリ駆除や畳加工がしては居住者が認識していない場合も多くあります。近年殺虫剤は、効果の持続を狙ってマイクロカプセル化されたものが多く、一旦室内散布すると、長期間、殺虫成分が残存する場合があります。

 対策として害虫駆除方法を殺虫剤によらない方法を選択する、もしくはなるべく殺虫剤散布を減らすことが必要です。また散布中や散布直後には子供が入室しないように注意をし、使用後には十分な換気が必要です。また業者に害虫駆除を委託する場合は薬剤散布の量を減らすという方法を選択することもできます。

室内で発生する化学物質の発生源

1.家屋(現在、家具、接着剤、塗料)から

アセトアルデヒド、アセトン、トリメチルベンゼン、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、ピネン等

2.家電から

アセトン、ブタノール、トルエン

3.燃焼機器、タバコから

ノナン、デカン、オクタン、アセトアルデヒド、トルエン、ベンゼン、ニコチン、ホルムアルデヒド

4.家屋(床下)から

クロルピリホス(現在は使用禁止)、フェノブカルブなどシロアリ駆除剤

5.繊維製品から

ノナン、デカン、ウンデカン

2.生物学的要因

a.真菌

気中真菌濃度は、室内中より外気中の方が高いことが多くなっています。そのため室内気中真菌の濃度も季節変動があり、春秋に高く、冬は低くなります。菌の発生しやすい環境は、高湿度、温度が20度から30度、有機物の多い汚れの存在、長期間利用のない場所、空気の流れがない、家塵が多い、結露が生じる、があげられます。

主な真菌

クラウドスポリウム(俗称はクロカビ)

アスペルギルス(俗称はコウジカビ)

ペニシリウム(俗称はアオカビ)

アルテルナリア(俗称はススカビ)

b.細菌

レジオネラ-ニューモフィラ細菌によるレジオネラ感染症が挙げられます。空調の冷却水、循環式給湯器、加湿器等の水で増殖し、症状は、全身倦怠感、筋肉痛、発熱、咳、呼吸困難、意識障害を生じます。

ダニアレルゲン

日本国内でアレルゲンとなる代表的なダニはチリダニ科ヒョウダニ属のヤケヒョウダニとコナヒョウヒダニです。霧谷下の端には温暖湿潤な気候の地域に多く分布しています。気温25度、相対湿度75%前後で最もよく繁殖し、相対湿度が50%以下になれば繁殖できなくなります。栄養分としては室内塵中の人の皮屑、真菌、食品カスを摂取します。ダニから排出される糞や死骸の破片中に含まれる成分がアレルゲンとなります。

 気管支喘息の主たるアレルゲンは家釣谷(ハウスダスト(で、症状としては、咳息切れ、呼吸困難があります。また、ハウスダストはアトピー性皮膚炎の原因にもなります。

ペットアレルギー

家家の中で飼う犬、猫、げっ歯類などがアレルゲンとなり健康に影響することがあります。家の中で飼っているペットのアレルゲンも気管支喘息やアトピー性皮膚炎の原因となります。

3.温度、湿度

a.温度

高温、低音により暑さ、寒さの不快感が生じます。建築物衛生法では、17度から28度を基準としていますか、湿度、気流、個人の着衣と活動量といった様々な要因により影響を受けるため、同一建築物内すべての人に快適な温度設定は難しいとされています。また、過度の冷房により下痢、腹痛、神経痛、腰痛、月経異常、風邪をひきやすいといった冷房病が生じることがあります。

b.湿度

30%起きると、乾燥感や眼、上気道の刺激を生じるリスクが高くなります。湿度の上昇は、気温の上昇とともに不快感を増強させます。また、湿度の上昇により結露の発生があると、カビの生じやすい環境になることや、建材がダメージを受けることによる化学物質の発生、さらにダニの生育しやすい環境となることなどにより、皮膚、粘膜刺激症状、頭痛、倦怠感、集中困難、めまい等の症状を生じる原因となります。

4.粉塵

粉塵は、広義には粉塵と粒子を含み、また固体粉塵粒子と液体融資のミストと区分されます。軽くて粉塵は、空気中に浮遊し、浮遊粉塵と言われます。

 呼吸により気道に入った粉塵、粒子は、鼻、咽、気管、気管支あるいは肺胞に拡散し、沈降し、各部位への沈着率は異なります。花粉や細菌、一般粉塵、ミストなどで粒径の比較的大きいものは、鼻、咽、あるいは気管支で捕えます。ウィルスやタバコの煙、微細なアスベストなどは、肺の末端部である肺胞に到達し、そこでの沈着率は高く、健康障害が起こします。

それでは次に、シックハウス症候群を悪化させないために、住環境の改善や住まい方の対策を考えていきたいと思います。

1. 住宅環境の改善

3つのポイント

温度、湿度計などを設置して適温を保つ

換気を行い、空気環境を良くする

冷暖房装置や排気孔などの掃除や定期点検

押さえておくべき要素

酸素

空気の人体への直接的な作用は酸素補給と体熱の放散です。酸素不足状態になると脳の血管は拡張し、血液循環をはかるなど機能が動員されますが、その限界は一般の人では酸素濃度16%位までです。これを酸素欠乏症といいます。酸素欠乏の発生しやすい場所、状態としては、換気不良で閉鎖的な空間です。化学的には金属や功績による参加、穀類の呼吸等に伴う生物学的な場合、メタンガス、不活性ガスなどによって酸素が置換された場合などです。空気中で酸素濃度が低下してくると頭痛、集中力の低下が見られ、酸素濃度16%から12%では心拍数、呼吸数の増加、耳鳴りが生じ、14%から9%では判断力の低下、全身脱力が見られ、6%以下では失神し、呼吸停止から心肺停止となります。

二酸化炭素

戸外の新鮮な空気の中の二酸化炭素濃度は、0.03から0.04%です。人に対する急性の毒性は弱く3%位までは特に症状は見られませんが、4%になると、相対的には酸素不足となり、耳鳴り頭痛などの微候はみられます。8から10%では意識混濁、痙攣を起こし、呼吸困難により死亡する危険性もあります。

 室内では二酸化炭素の主な発生源は、室内の在室者の呼吸、そして使用されている石油、ガスコンロやストーブなどの開放型燃焼器具です。近年の住宅において、開口部の窓にはサッシとペアガラスが使用されており、機密性、断熱性が高くなっています。排気装置のない部屋を閉め切り、人が在室していると、二酸化炭素濃度が0.1%以上にも達する場合があります。良好な室内の空気循環を維持するために、換気をすることを心掛けましょう。

臭気

嗅覚は、鼻腔にある感覚受容器、揮発性の化学物質が作用し刺激することによって生じ、他の感覚と同じく加齢とともに鈍くなります。また同じ臭いでも長くその場に居ますと、においに鈍化し、慣れが生じてきます。特有の臭気を有する化学物質は多く、それらのうち4000種について、人が嗅ぎ分けられるとされています。室内における臭気の発生源としては、台所での調理臭、生ゴミ臭、燃焼排気臭、トイレの臭い、タバコの臭い、体臭など様々です。臭覚はかなり個人差があります。香水などもきつすぎると他の人によっては不快感となる場合もあります。物質によって臭気が異なり、アセドアルデヒドには刺激臭、二酸化メテルは腐敗臭、アンモニア臭などがあり、それらの物質の濃度によって臭気の強さが異なります。

温度

温熱環境において、温度は室内環境での代表的な指標です。さらに温熱環境は湿度、気流、熱放射によって影響を受け、また各個人の温冷感は季節や着衣量、人々の活動によっても影響されます。建築物衛生法等での室温の基準は17度以上から28歳以下です。省エネの観点からは、

衣服を調節し、夏季にはクールビズにより室温28度、冬季にはウォームビズにより室温17度が推奨されています。

湿度

夏季の高湿環境は、蒸し暑さで不快感を高めるだけではなく、高湿性真菌やダニなどの増殖を起こしやすくなります。一方で冬季の低湿環境においては、呼吸器の粘膜を乾燥させ、気道の細菌感染予防作用を弱めます。また低温低湿環境において、インフルエンザウィルスの生存時間が伸び、インフルエンザに罹患しやすい状況になります。またアトピー性皮膚炎や気管支ぜん息などのアレルギー疾患については、低湿条件が症状を悪化させます。こうした環境と疾病との関係からも季節による適切な湿度管理が必要です。

換気状態、風量

建物、住宅の窓は、サッシが普通となり、扉、ドアも気密性が高くなっています。部屋の換気は、窓やドアの開口部、そして換気扇や換気口により行われます。しかし、外部からの騒音対策や冷暖房効率を上げる目的もあり、建物の開口部を閉めている場合が多く見られます。2003年に改正になった建築基準法では、ホルムアルデヒド発散する建材を使用しない場合でも、家具等からの発散があるため、原則として新築されるすべての建築物に換気扇などの機械換気設備を義務付けています。

 室内環境において、風量は、換気設備の性能であり、時間当たりの給気、または排気の量を意味します。24時間の換気システムの設置を義務付けても、それが充分に作動しなければ問題です。

換気システムには、機械給、排気設備の場合、空気の汚れを防ぐためにフィルターが用いられています。冷暖房装置にもフィルターがありますが、室内外の空気汚染によってフィルターは汚れ、目づまりを起こし風量が減少します。こうした換気装置の風量を測定し、装置を点検することが大切です。フィルターなどの機能不全によって、換気が不十分になっていることが、住宅でしばしば発生しています

2.住まい方

シックハウス症状へのリスクを上げるようなライフスタイル、住まい方を改めましょう。

敷物を敷く場合は、敷き詰めず、まめに掃除をしてダニやほこりを取り除く。

 現在の住まいは、ベッド、床はフローリングと洋式化されています。一方で暖房には従来からの開放型のヒーターを使用している場合も見られます。従来の木造住宅は気密性が低く自然換気により換気回数は多かったのですが、住宅の高気密化により、換気回数が確保されているか、疑問視されています。開放型ストーブの使用は必要換気量の確保が前提です。換気装置もフィルターの清掃をいないでいると、目づまりを起こし、それが換気に有効となっていない場合もあります。定期的にフィルター、換気装置を点検することが大切です。

 洋式化された室内空間、そして電気掃除機によって表面的に室内は清潔そうですが、タンスの後面、畳の下、押し入れなどは不衛生になりがちです。また年間を通じて温熱的に快適な室内環境が保たれていますとダニ、微生物にとても繁殖しやすい温室となり、定期的な清掃で、衛生的な室内環境の確保が大切です。

3.ライフスタイルとその改善

ライフスタイルと関わるシックスハウス症候群の要素として、主に、喫煙、飲酒、睡眠、スト

レスがあげられます。それらの過不足等がないか生活の見直してみましょう。

シックハウス症候群の症状は、我々の生活の中の様々な要素(物理的、化学的、生物的因子など)の関連性がありますが、喫煙、睡眠、飲酒などの種々のライフスタイルととも大きな関連があります。住まいの中におけるライフスタイルのあり方と関わりがあります。そして、シックスハウス症候群に関連するライフスタイル、住まい方を変えることで、症状の改善を図ることが出来ることも報告があります。

シックスハウス症候群の症状へのリスクを上げるライフスタイルについて、ご自身の、また、ご家族のライフスタイルを見つめ直し、ライフスタイルを良い方向に変え、症状の改善を目指してください。

まとめ

シックスハウス症候群は、建物の建材や塗料などに含まれた化学物質の放散によるもので発症するといわれています。しかし、それだけではなく、私たちの住まい方にも改善する余地があるようです。不摂生で不衛生な生活では、そのリスクを高めることを知りました。室内の清掃や換気、規則正しい生活の維持など、本当に、日常生活の当たり前のことを、当たり前のようにやり続けることが健康的な暮らしを実現できる最善の道なのです。多忙な毎日の中で、なかなか時間がなく、先延ばしにしがちですが、自分自身の健康、そして家族の幸せのためにまずは見直してみましょう。

家は人にとって癒しの場

家は人にとって癒しの場と考えています。

 

家には、安全で安心な暮らしの基盤がなくてはいけません。

 

たとえ、学校で嫌な事があっても、仕事で疲れたとしても家に戻れば、心身ともに回復することができる。

 

それが住まいのあるべき理想です。

 

新築住宅を建てたり、リフォームすることは、これまでより快適に暮らせるようになりたいとだれもが願います。

 

ただ、現実問題として、そうならないケースがあります。

 

その代表的な事例が健康の問題です。

 

新しい家に住み始めたのに、どうも体の調子がおかしい。

 

これまでなかったアレルギーがでるようになったとか。

 

これはシックハウス症候群と化学物質過敏症や電磁波過敏症が主な原因にあります。

 

住まいが人間の基本的な営みである衣食住と密接に関わっているがために、病気も伴ってついてきてしまいます。

 

住まいと病気は切っても切り離せません。

 

ただ、住まいについて誤った知識と無知によって生じる健康障害を未然に予防したいものです。

 

あらかじめ建築医学ともいうべき知識をできる範囲でお伝えしたいと思います。

免疫力

今、魔法瓶のように気密性の高い住宅が推奨されています。

 

空気清浄機が使われ、24時間換気することが義務になっています。

 

そこでは、人体に有益な細菌までが死んでしまいます。

 

現在の住宅は、化学物質を用いた新建材や石油化学製品で造られています。

 

殺菌剤、消臭剤などの薬品を用いることも一般的です。

 

それでは、家の中の細菌が皆殺しにされてしまいます。

 

抗菌仕様の建材で内装したり、抗菌スプレーなどを用いることもあります。

 

清潔すぎる住宅内では細菌が棲めないのです。

 

人は、生まれた時から、無数の細菌と接することで、免疫力を身に付けていきます。

 

赤ちゃんが何でも口に入れる行為は、積極的に細菌を取り入れることなのです。

 

体内に多種多様な細菌を持っているほど、免疫力は高くなります。

 

今、体内に有益な細菌が少なくなっています。

 

そうすると、免疫力が低下し、病気になりやすくなります。

 

また、体内にいる細菌の組成が変わり、免疫力の調整機能が低下しています。

 

免疫システムが暴走して働くことで、アレルギーが引き起こされます。

 

さて、コロナウィルスのワクチン接種が始まります。

 

ワクチンに対する考え方も人それぞれです。

 

状況や立場によっても違ってくることでしょう。

 

コロナウィルスに感染しても、発症する人、症状が出ない人、人それぞれです。

 

無症状の人は自然免疫が正常に機能しているからと考えられます。

 

ワクチンは人工的に免疫をつけることです。

 

自然に獲得する免疫とは次元の異なるものだということです。

 

後天免疫が出来上がるためにも、自然免疫の力を高めておくことが大切です。

 

そのためには住環境が大事なのです。

 

家づくりの基本から考えてみましょう!

ラジエントヒーター体験会

先週タカラスタンダードのショールームの一角をお借りして、
ラジエントヒーター体験会を行わせていただきました。
毎年お世話になっているMFGの江頭さんに今年も講師を務めてもらい、
ウィルス対策や組数制限など細心の注意を払い開催させていただき
ましたが、席も満席となり相変わらず人気のイベントとなりました。

午前の部はまだラジエントヒーターに馴染みのない新規の
お客様用の内容です。
今年も特大ハンバーグと大学芋に皆様舌鼓を打たれておりました。
細かな内容は省きますが、ラジエントヒーターの特性を知っていても、
よくこれで美味しいハンバーグや大学芋が作れるなと毎回
感心させられます。

午後からは現在ラジエントヒーターをご利用中のお客様用に
裏技レシピやメンテナンスをご案内。
今年はグラタンとパセリケーキでした。写真はパセリケーキです。

イベントでのお客様の声などはこちらからご覧ください。

構造見学会in三条

明日28日(日)に構造見学会を行います。

 

少し楽しみです。

 

構造見学会の趣旨は仕上ると隠れてしまう天井裏、壁内、床下等の住宅の中でも重要な部位や配線、配管などを確認して頂くことであります。

 

耐震構造や雪国新潟にフィットした断熱仕様だけでなく、リビングに壁掛けエアコン1台で室内が暖かい理由もお話させてください!

 

何故、この様な仕様でつくることが住まい手にとっていいことなのか?イニシャルコスト、ランニングコスト、機械耐久コストを実際のモノを見ながらご説明します。

 

是非、千癒の家の構造見学会にお越しください。

 

 

アレルギーは自然からの警鐘

日本人の5割以上がアレルギーです。

 

なぜ、アレルギーは急増したのか?

 

原因は現在の住宅!

 

・毎年繰り返す花粉症

 

・ぶり返すアトピー性皮膚炎

 

・発作を繰り返す気管支ぜんそく

 

なぜ、アレルギーは治療や薬などでも完治が難しいのでしょうか?

 

盲点だったのが、現在の住環境です。

 

不思議なことに、アレルギーと住宅との関係の体系的な研究はほとんど行われていません。

 

住宅にまつわるアレルギーの解明を進め、その情報を公表しなければ、アレルギーはますます増加していきます。

 

特に子供の疾患率が高いことは、家庭だけでなく、日本の財政や未来にとって大きな損害なのです。

 

私たち千癒の家では、来月より室内の温度や湿度だけでなく、アレルゲンやカビ菌及びハウスダストの原因になるPM2.5~10などを数値で測りデータとして、お客様にご提示を行います。

 

こんなことができるハウスメーカーは弊社だけだと自負しております。

 

乞うご期待!!

 

 

新潟市CoolChoice推進チーム

昨年から続いている新潟市主催の新潟市COOLCHOICE推進チームの会議です。

 

COOLCHOICE(クールチョイス)とは・・・

 

2015年、すべての国が参加する形で、2020年以降の温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」が採択され、世界共通の目標として、世界の平均気温上昇を2℃未満にする(さらに、1.5℃に抑える努力をする)こと、今世紀後半に温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることが打ち出されました。

 

パリ協定を踏まえ、我が国は、2030年度に温室効果ガスの排出を2013年度比で26%削減する目標を掲げています。この目標達成のためには、家庭・業務部門においては約4割という大幅削減が必要であり、政府は、脱炭素社会づくりに貢献する「製品への買換え」、「サービスの利用」、「ライフスタイルの選択」など地球温暖化対策に資するあらゆる「賢い選択」を促す国民運動「COOL CHOICE」を推進しています。

 

新潟市も公募で選ばれた住宅関係事業者、太陽光発電関係事業者、メディア、学校などが参加して多いなるディスカッションを行っています。

 

高断熱性能の健康住宅が、住まいとして当たり前になる前段階のウォーミングアップでしたが、有意義な時間となっております。

 

まだまだこれからですが、積極的な参加をしたいと思います。