新潟県産材の家づくり補助金

声高に告知をしてきませんでしたが、新潟県産材の家づくり補助金を活用しております。

 

千癒の家の標準仕様のままで、新潟県産木材の他、加算補助で「県産瓦」「県産畳」「しっくい塗」があります。

 

加算まで入れると施主様と工務店合わせて一棟100万近くになる新潟県の肝煎り補助金です。

 

最近は、地域型住宅グリーン化補助金や、グリーン住宅ポイントなど、なかなかの高額補助金も活用でき、お客様には喜ばれています。

 

コロナ禍で家づくりの流れが変わり、補助金も以前より簡素化してきました。

 

仕様を変更しない補助金はドンドン活用し、少しでもお客様の夢を形にしていきたいと思います。

 

長~くいい補助金が続きますように!

省エネ性能説明義務

現在、省エネ性能説明義務制度は、外皮性能(断熱性能)
一次エネルギー消費量性能が基準に適合しているかを、建築士が施主様に説明することが義務化されています。

千癒の家でもその制度に適合する書類を作成しています。

千癒の家では制度に適合するだけでなく

千癒の家に住むと年間いくら電気代がお得になりますよーと言う

生活に直結する部分までわかります。

もっと言えば健康な家で病気になりにくければ医療費もかからずお得ですと言うところまでついてきます。

断熱性能が良くて、住み心地が良くて、電気代も安くて、医療費もかからない。

千癒の家はそんな家です。

クロスを貼らない理由

弊社の外壁と内壁は全て漆喰を採用しています。

 

この10年クロスは内装仕上げに使っていません。

 

クロスは英語で「布」のことです。

 

ところが、日本のほとんどの住宅でクロスと称して使わてれているのは、「塩化ビニール」。

 

これには危険な有害物質が含まれています。

 

そして透湿を止め呼吸をできなくする材料です。

 

ですので、機械で24時間換気の義務付けられています。

 

省エネ住宅が普及すると断熱と気密はよくなりますが、ビニールハウスでのデメリットを置き去りにしてはいけません。

 

欧米は、極貧困層向けの粗悪な住宅にはやむを得ず塩化ビニールを使います。

 

しかし、日本では10軒のうち9軒はいまだに塩化ビニールが貼られている現状です。

 

これから何十年と暮らす住空間です。

 

クロスの素材に何か?を確認してからでも、遅くないはずです。

 

自分の住処を守り、財産を守り、大切な家族の健康を守ることにとを大切に考えましょう。

VOC検査

南区の新築でVOC検査を行いました。

VOC検査とは

揮発性有機化合物=VOC(体に良くない物質の総称)の量を測定する検査で

住宅で全棟測定しているのは千癒の家だけです!

サンプラーを部屋に24時間設置し付着したVOCから量を測定します。

いつも基準値を大きく下回るので確認と証明のために行っています。

よく『新築のにおいがするー』って言葉聞きますが、

あれは接着剤などのVOCの匂いで体に害がある匂いなのです。

なので千癒の家の完成後の家は木の匂いと漆喰の匂いしかしません。

 

住宅を健康と居心地視点で考えてみませんか

地鎮祭in三条市

 

先日は三条市で地鎮祭を行いました。

 

ご縁を頂きましたW様に心から感謝いたします。

 

キャットウォークにキャットラン、自然素材の家と猫ちゃんとの共同生活ができるハウスとなります。

 

沢山の夢や希望が詰まったマイホーム建築に携われることに、ワクワク感が止まりません(笑)

 

また新潟に「千癒の家」が建ち、幸せな家族と癒しに満ち溢れたお宅が出来ると思うと感謝の気持ちで一杯です。

 

来月から工事が着工し、来春には素敵な家が完成します。

 

これから6ヶ月ほどではありますが、スタッフ一同、一生懸命にW様邸のマイホーム建築を頑張りたいと思います。

 

期待してください!

【化学物質濃度測定】アレルギーと住宅を考える会より

【化学物質濃度測定】

 

接着剤を一滴、密閉した容器に入れて空気の品質を測定します。

 

ホルムアルデヒド濃度は、5.0PPM(測定器では5.0が最大値)。

 

基準値は0.08PPM以下です。

 

小さな容器の中では、少量の接着剤でも呼吸困難です。

 

密閉した容器の中では、ホルムアルデヒド濃度は、5.0PPMのままです。

 

気密性の高い住宅では、建材から発する化学物質が充満したままなので、化学物質過敏症になってしまいます。

 

そのため、24時間換気扇で有害な化学物質を外へ排出しなければならないのです。

 

気密性の高い防湿型の高気密高断熱住宅のトイレでは臭いを追い出すためにも換気扇が必需品です。

 

それに対して、「深呼吸する家」では、換気扇がなくても化学物質もトイレの臭いも自然に排出されます。

 

千癒の家は透湿断熱工法で、呼吸している健康住宅です。

 

 

夏が始まる

毎年の夏が早まっていると思いませんか(汗)

 

今年も梅雨明けが始まってくると、凄い勢いで高温になることが予想されます。

 

先日も各現場に行ってきましたが、作業している職人さんも大粒の汗をかいておりました。

 

現場スタッフの皆様、大変お疲れ様です。

 

昨年の夏も暑かった記憶が蘇えります。

 

基礎工事中に生コン屋さんが熱中症で倒れ、緊急搬送されたこと。

 

職人さんがめまいを起こしたことなど。

 

現場作業はとても重労働だということを改めて思いました。

 

そして、これからの夏はどんどん過酷になってくると予想されます。

 

厳しい環境ではありますが、職人さんたちには、暑さに負けず頑張っていただきたいと思います。

 

しかし、出来上がった家の室内環境は抜群です。

 

調湿効果を十分発揮し、部屋がカラっとしているので、涼しく感じます。

 

夏本番はこれからです。

 

現在3現場が同時並行で進んでおり、来週は新潟市中央区で新築地鎮祭です。

 

また8月から大規模リノベーション工事も始まります。

 

なかなか忙しくなってきましたが、体調管理に留意して、ガンバリましょう!

猫との生活

愛猫と暮らす健康住宅について考えてみました。

私は妹が猫アレルギーだったので猫と暮らしたことがありません。

なので色々調べたこと話を聞いたことをもとに考えてみました。

 

・猫ちゃんは高いところが好き

敵がいなくて安心するし周りを見下ろせて気分がいい

→ キャットウォークを作ったり梁の上を歩けるようにしたり猫ちゃんが自由に動き回れる工夫があるといいです

 

・日が当たる場所が好き

ひなたぼっこするとダニの駆除や殺菌もできるのでひがあたるところに居たくなる

→ 窓台を広くしてひなたぼっこできる場所を作ったりねこちゃんが出れるテラスを作ったりできると気持ちよさそうです

 

・狭いところが好き

狭いところは何か隠れているかもしれないし入ってしまう

→猫ちゃんだけが通れる秘密の通路があったりドアにも猫ちゃん用ドアを設けると楽しそうです。

 

・トイレは隠れた場所に

排泄物は隠す習慣があるので人眼に付かない場所がよい

→物陰や階段下などのスペースを活用するといいかもしれないです。

 

・爪とぎは毎日いつでもしたい

爪の手入れのほかに遊びやマーキングの意味でかなりの頻度で行う

→ 爪とぎ柱を設置して家具やカーテンなどのダメージを少なくする

 

・猫の危険やいたずらも回避する

猫に触れてほしくない場所(ガスコンロや食品庫など)は猫が近づけない工夫があるよ良い

→ 近づいてほしくない場所には扉を付ける

 

まだまだ猫ちゃんと暮らす家に取り入れたいポイントいっぱいあるかもしれません。

一緒に心地よく暮らせる家を考えていきます!

健康畳

新築で畳の部屋は減ってきましたが、少なからず畳間や畳スペースはあります。

 

千癒の家は、畳にもこだわりがあり、畳表は九州から取り寄せています。

 

一般的に国内で流通している畳のほとんどが中国を産地とする「化学畳」になっています。

 

中国産は大量の農薬が使用され、製品には防カビ剤や着色剤が大量に添付されていることを知りました。

 

天然素材であるワラを使用した畳は、JIS規格で防虫処理が義務づけられていますが、防虫処理に使用されている薬剤は規制されていないのが現状です。

 

多くは有機リン酸などの劇薬が使われています。

 

真新しい畳の青い色も、化学染料によって着色されているものが少なくありません。

 

そのことを知っている私たちは、いぐさを無農薬で栽培している九州の生産農家と提携し、いぐさの生産から畳表まで一貫して製造してもらっています。

 

その畳は、一般的な畳の倍長持ちするそうです。

 

私の自宅でも使用していますが、いいものは本当に長持ちしています。

 

よく畳の上で赤ちゃんを寝かせると熟睡するという話を聞きますが、本物の畳には「フィトンチッド」やバニラに含まれる「バニリン」などの香り成分が含まれており、森林用と同じ効果があるといわれています。

 

また、室内の二酸化炭素やホルムアルデヒドなどを取り除き、空気を浄化する作用もあります。

 

今後も千癒の家には本物のいぐさ畳を使い続けたいです。

家を建てると、アトピーによい?

はじめに

家を建てることは、様々な面でいい効果を生み出します。住まいが新しくなるということは、精神的にも肉体的にもプラスに作用することが多く、住環境がそれだけ、私たちの生活や人生にとって、とても重要なファクターであることがわかります。その中でも、具体的に最もわかりやすく示してくれるのが、健康面の改善です。特に、アトピーなどのアレルギーの症状が改善された、あるいは治ったという声を多くのお客様から聞きます。そこで、今回は、家を建てるとアトピーが治ることについて、解説したいと思います。


アトピーとは

アトピーとは、正式な病名を、アトピー性皮膚炎といいます。痒みが強い、長く続く湿疹です。よくなったり悪くなったりを繰り返し、慢性化しやすい病気です。

アトピー性皮膚炎の多くは乳幼児に発症します。生まれて間もない赤ちゃんはなりにくく、乳児のほとんどは生後2から3ヶ月あたりからポツポツと発疹の症状が出てきます。患者の8割は5歳までに発症しますが、最近では20代や30代になって発症したり、悪化したりするケースも増えています。

病気になる主な理由は、大きく分けて2つの要因が挙げられます。ひとつは、患者のほとんどがアトピー素因と呼ばれる体質を持っています。アトピー素因とは、両親や家族がアレルギー疾患にかかったことがあるかどうかということで、遺伝的な要因といえます。2つ目が、環境による要因です。なんらかの刺激によって、肌のバリア機能障害やアレルギー炎症反応して発症します。人によって様々ですが、この「遺伝要因」と「環境要因」が発症と悪化の原因であることがわかっています。アトピー素因(=体質)を排除することは難しいですが、環境要因(例えば、ダニやハウスダスト、化学物質など)は、対策や生活習慣や環境の見直しによって、改善することができます。それは、この病気が治療によることだけでなく、環境改善などによって、治るという事実があるからです。

厚生労働省によると、2008年から2017年の10年間でアトピー性皮膚炎の患者数は34.9万人から51.3万人と16.4万人増加しています。近年は特に増加しており、20〜30歳の若い世代では、95%の人が何らかのアレルギーに発症の可能性がある状態にあるとされています。これほどまでにアレルギーが急増した原因として、難しい言葉で「衛生仮説」という学説があります。きれいになりすぎたのが原因と考える説です。人間を含めすべての生き物には、外から体に侵入する細菌や異物から自分を守る免疫というシステムが備わっています。手が傷ついたときに血が出て、傷口を自然と固まるのも、全て免疫の働きのおかげです。人間は、高度に進化した免疫システムを持っています。アレルギーのスイッチはこの免疫機能のバランスの違いによって作り出されます。人間はかつて、結核などの感染症と絶えず戦っていました。赤ちゃんは不衛生な環境に生まれ、ばい菌や毒素の中に育ってきました。そうすると免疫システムは、ばい菌と戦うために必要な免疫抗体を作るのに忙しくアレルギーの抗体を作る余裕はありませんでした。ところが人類がここ100年間で築いた環境は、昔とは大きく変わりました。工業が発達し、街も人も清潔になりました。感染症を抑える抗生物質もでき、免疫は感染症のために働く必要が減ってきました。そうした環境の変化を背景に、免疫システムのバランスが変わり抗体を作りやすくなっていることがアレルギー増加と深く関わっていると考えられます。実際、アトピー性皮膚炎は先進国に多く、現代病と言われている理由もそこにあります。


アトピーがよくなる住宅

私たち工務店ができることは、環境の改善です。1日の大半を過ごす家の中の環境は、アレルギーの発症と悪化に大きな影響を与えることになります。しかし、ダニやハウスダスト、化学物質は目に見えない分、実感が少なく対策しづらいのが現実です。家を建てること、建て替える際に、どうしても、間取りや内装などに目が行きがちですが(こちらも大事ではありますが)同時に住まいの目に見えてないアレルギーなどの対策についても意識して行うことが必要になります。


1、「化学物質」対策には自然素材

 

空気中や食品に含まれる「化学物質」があります。これらは、アトピー患者にとって悪影響を与えます。建材や家具に使われるホルムアルデヒドやトルエンなどは代表的な化学物質で、空気中に存在し、呼吸により定常的に体内に取り込まれています。厚生労働省の指定している揮発性有機化合物(VOC)は14の物質がありますが、聞き慣れない名称もありますが、ほとんどが私たちの普段の生活の中にあふれています。

 

これらの化学物質を排除する目的に大きく寄与してくれるのが自然素材の住宅です。自然素材を使った住宅はアレルギーとなる化学物質を使用していない、使用が抑えられているため、空気中に放出される有害物質が少なくなります。

空気中の化学物質で最も影響が出やすく、建材や接着剤など住宅を構成するあらゆる部門で使われているホルムアルデヒドがあります。厚生労働省の屋内濃度指針値(2019年)である0.08ppmは、過敏な人でなくても臭いを感じる程度といわれています。触れない、吸わないためには家主自身がホルムアルデヒドを使っている建材を意識的に遠ざける必要があります。木材は化学物質を吸着・除去する効果を持つ自然素材を使用することが望ましいです。


2、ダニ対策にはフローリング

アトピー性皮膚炎のもとになるチリダニがあります。日本の住宅ではダニは床面、特に畳やカーペットに多く生息しています。そのため、ダニ数を減らすには床材をフローリングにすることが最も有効かつ理想的な方法です。掃除がしやすいだけでなく、木材の持つ抗菌作用がダニの発生・繁殖を防いでくれるのです。フローリングの素材には、化学物質を多く使用する合板ではなく100%自然素材でできている無垢材をおすすめします。無垢材には、ダニの繁殖を抑制する木の成分があるため、カーペットをなくしたことによるダニ数の削減よりも、より良い効果があります。


3、乾燥対策には湿気

アトピー性皮膚炎の発症と悪化には、皮膚の乾燥も大きく関係しています。アトピー性皮膚炎患者は、室内湿度が低いと皮膚水分量の低下につながり、症状の悪化をまねくといいます。

乾燥をどう防ぐか。ここでも注目すべきは木材の「調湿効果」です。もみの木を含む針葉樹は調湿効果が高く、内装材として使用した際に湿度を50〜60%と最適に保ってくれるため、アトピー性皮膚炎対策としても最適な素材といえるでしょう。モミの木を使った結露実験では、ナラやベニヤ材に比べて高い調湿効果を証明しています。

屋内湿度が70%以上になると、ダニのエサとなるカビが繁殖しやすくなるので注意が必要です。カビ予防の観点からも発生源となる畳やカーペットは避けたい床材なので、無垢材フローリングを検討してみてください。


住環境におけるアレルギー対策

私たちが日常でできること

1、ダニ

ダニは、フンや死骸の粉がアレルギーになります。こまめな掃除洗濯が大切です。例えば、

布団はよく干して乾燥させ、干した後は掃除機をかけたり、花粉がアレルギーの場合は外に干さないようにしたりします。室内で最もダニが発生し、すみかとなりやすいカーペットはできるだけ避けるようにしましょう。ソファーも布製のものは避け、革製(または合成皮革)のものを、ぬいぐるみ、クッションは丸洗いできるものにしましょう。

2、カビ

カビは湿気が多い場所に生えます。十分に換気して、風通しを良くしましょう。具体的には、風呂場、トイレは換気を十分にし、汚れをまめに落としましょう。洗濯機は、内側にカビが生えやすいので時々掃除を行い、キッチンは、換気扇をまわし、流し三角コーナーをきれいします。エアコンはフィルターをこまめに掃除を行います。窓は、結露対策をしっかりと行い、押し入れ、タンスは時々開けてこもった湿気を外に出しましょう。

3、ペット

動物のフケや毛、分泌物などが原因になることもあります。ペットと暮らす生活をする方は特に、こまめの掃除を心がけましょう。

 

4.乾燥

スキンケアとして自分の肌にあった製品で日常的にケアを行いましょう。アトピー性皮膚炎は、バリア機能が壊れた肌からアレルギーが侵入することによって発症します。日常生活で悪化因子を避けることが大切であり、そのために、身の回りやお肌の手入れをすることが改善の基本です。

まとめ

健康に暮らすことは、誰しも望んでいることに疑いはありません。それが、ただ家に暮らすだけで脅かされてしまっていることもまた事実なのです。住宅建築に携わる私たち業者にとっても社会的な責任があります。アトピーで苦しんでいる方が、家を建てるときに、改善、完治するように、木の特性を生かした家作りを推奨していかなくてはなりません。アトピーは現代病といわれているだけあって、複雑に変化しています。ただ、治る病気であります。私たちも日々、学びながら、有益な情報を皆さまに届けていきます。アトピーが治るよりよい家作りとは何かについて、これからも取り組んでいきます。