木造建築

「木は燃えるもの。木は腐るもの。鉄やコンクリートより弱いもの」と思っている人は多いと思います。

 

しかし、木材は人類の知恵を集めても足りないほど、自然が生み出した優れた材料です。

 

地震の力のことをお話しします。

 

建物の重さが重いほど大きくなり、軽いと弱くなります。

 

どんな建物に対しても地面が一気に動くので、それについてゆこうとする、慣性の力が働くのです。

 

ですから、重たい鉄筋コンクリート造、重たい鉄骨造よりも、軽い木造の方が地震力は小さくなるのです。

近年は大規模な公共建築にも木造の建物が設計施工されています。

 

知れば知るほど、木の建物は先人の知恵が詰まった素晴らしい建造物ということがわかります。

 

 

 

 

 

自然素材だけの耐震等級3

新潟で大きな地震がありました。

震度6強を観測した18日深夜の地震は、新潟県山北地区を中心とした震源地です。

津波警報で避難勧告も発動し、眠れない一日だった方も多かったと思います。

震源周辺は、今回のマグニチュード6.7を上回るM7クラスの地震や津波が起きる可能性が指摘されています。

忘れたころにやってくる地震ですが、新潟県は全国的にみても、地震多発地域なので、とても敏感だと思います。

地震被害に遭われたご家庭には、心よりお見舞い申し上げます。

また、全国各地からの知人友人からご心配を連絡を頂きました。

お気遣いに心から感謝します。

そして、いよいよ満を持して、千癒の家仕様の自然素材だけの耐震等級3をご提供させて頂きます。

国が定めている耐震等級があります。

耐震等級とは建築基準法の範囲内を等級1、建築基準法の1.25

倍の強さを等級2、建築基準法の1.5倍の強さを等級3として、

3段階の等級に分けたもの。

そして、「極めて稀に(数百年に一度程度)発生する地震力

に対して倒壊、崩壊等しない程度」とあります。

自然素材のみ特化した家づくりは、合板を使用しないので、

国の定める等級にはあてはまらないのが一般的ですが、キッ

チリ耐震等級3をクリアする構造計算を実施することが可能に

なりました。

そして制振ダンバーを付加することで、極めて稀な地震にも対応できる構造体となりました。

今後もより安心と安全をお届けするために、専門家と知恵を出してレベルアップしてきたいと考えています。

 

 

新潟に住むからには

昨日の夜自宅でパソコン作業していると

『ブーーーーブーーーーー!!!!』

すごい音で携帯電話が鳴り始め、家の外でも町の放送のアラーム音がけたたましく鳴りました。

その直後

ガタガタガタ

家が揺れます。

こんな時に思うのは何もできずただただ揺れがこれ以上大きくならないでくれ!と願うことしかできない自分の無力さです。

インターネットの速報を見ると震源地は新潟県。

妻が言います。

『やっぱり新潟って地震多いね』

確かにそう思います。

新潟地震(体験はしていない)

中越地震

中越沖地震

東日本大震災(新潟ではないが隣県で超大型)

そして今回。

自分が生きてきた中でもこれだけ多くの地震を経験しており他県と比べても大型の地震が起きる確率はかなり高い県なのかもしれません。

その県に住んでいて日頃から準備できること、

防災グッズや知識を用意しておくこと、

そして万が一起きてしまった時には自分の家が崩れてこないように地震の対策をとっておくことが重要です。

今一度ご自宅の耐震について考える時なのかもしれません。

対策は多くあります。

一度ご相談ください。

 構造見学会in新発田

今月23日に久しぶりの構造見学会を行います。仕様を変更しての見学会になりますので、少し楽しみです。

構造見学会の趣旨は仕上ると隠れてしまう天井裏、壁内、床下等の住宅の中でも重要な部位や配線、配管などを確認して頂くことであります。

耐震構造や雪国新潟にフィットした断熱仕様だけでなく、リビングに壁掛けエアコン1台で全館空調を実現した空調計画もお見せできます!

何故、この様な仕様でつくることが住まい手にとっていいことなのか?イニシャルコスト、ランニングコスト、機械耐久コストを実際のモノを見ながら説明させて頂きます!

是非、千癒の家の構造見学会にお越しください。ご予約待ってますね。

耐震・制振・免振

耐震・制振・免振。

どれも地震対策ということは、ご理解できると思います。

少し説明しますと、「耐震」は、耐震等級というのがある通り、地震の力に対して、構造体の力で耐える技術。構造を丈夫にし、地震力を受けても倒壊しないようにして、耐力壁を配置し、筋交いなどを設けることで、建物の各部分が破壊しないだけの強度を確保する。すべての建築物に必須の要素である。

「制震」と「免震」は新しい研究成果によってもたらされたものであるが、「耐震」は、地震のある地域に建物を建てる以上ある程度自然に湧いてくる発想である。建築基準法によっても耐震構造は義務付けられている一方、免震・制震は任意となっています。

耐震基準をクリアーした建物に加えて盛り込む技術である。

建物に加えて盛り込む技術なので、耐震+制振、耐震+免振、耐震+制振+免振と行うことになります。

制震(せいしん)は、建築設計上の概念であり、建物に入力される地震力を、建物内部の機構により減衰させたり増幅を防いだりすることで、建物の振動を低減させることを指す。

地「震」を制するのではなく「振」動を制するという趣旨から、近年では「制振」に統一されつつある。地震動をエネルギーとして捉え、建物自体に組み込んだエネルギー吸収機構により地震が入力しても抑制する技術。建物の揺れを抑え、構造体の損傷が軽減されるため繰り返しの地震に有効。大規模建築物に採用する事が多かったが、近年では戸建て住宅への効果も検証され、採用する例が急増している。免震に比べて、コストは安価。

免震とは、地盤との絶縁などにより、地震力を受けないようにする。基礎部分にアイソレータやダンパーを敷き、その上に建物を設置することにより、地盤の揺れに建物が追随しないようにする。あらゆる規模の建築物に有効だが、コストは大きく、普及率は高くない。又、地盤と絶縁する為、強力な台風や竜巻により倒壊する可能性がある。又、津波に押し倒される可能性もあり、前述の台風や竜巻が起こっている時に地震が起きると、更に倒壊の危険性が高まる。

千癒の家では、耐震と制振のハイブリットダブル工法を採用しています。

 

構造見学会in水道町

今週末の1/21(日)は中央区水道町で構造見学会を行います。

久しぶりの現場見学会になりますので、少し楽しみでもあります。

構造見学会の趣旨は仕上ると隠れてしまう天井裏、壁内、床下等の住宅の中でも重要な部位などを確認して頂くことであります。

また耐震構造や雪国新潟にフィットした断熱仕様も見ていただけます。

何故、この様な仕様でつくることが住まい手にとっていいことなのか?

その内容を実際のモノを見ながら説明させて頂きます!

是非、千癒の家の構造見学会にお越しください。

スタッフ一同お待ちしております!

伝統工法

住宅寿命は日本は約30年、イギリスは100年、アメリカは80年

と言われます。

1945年(昭和25年)に建築基準法が制定されて、従来の「伝統

工法」から「在来工法」に変わりました。

現在の建築基準法は、その在来工法が基盤になっています。

約1300年続いた日本の住文化である伝統工法が変わり、在来工法

の法律で70年弱と言うことになります。

私は伝統工法という先人の知恵が詰まった日本の文化、古き良きもの

は安全と安心を確保して残し活用すべきだと考えています。

蔵という建物は、機械を頼らず、夏涼しく、冬暖かい先人の知恵の

代表的な建物でした。

近代日本は、新しい機能性に高いものが良い考え方に押されていま

す。その結果、実際に日本の住宅の建築寿命は世界に比較しても極端

に短命になっている事実があります。

 

 

住まい手が学ぶ

11月23日(木・祝)西区新潟流通センター会館にて、”住まい手が学ぶ ”「住教育からの住まいづくりセミナー」を開催させていただきます。

[セミナー内容]
1.どこのセミナーでも良い話しか言わない
2.リフォームできない家は現実に有る!
3.メーカーに新築を勧められたけど…
4.それぞれの欠点で考える家づくり
5.お金を掛けて良い所・悪い所
6.メーカーに騙されない見積書の読み方

【 詳細 】
セミナー講師 : 大沼 勝志
日程 :11月23日(木・祝) 10:00~15:30 (受付9:30~)
※希望者はセミナー後、個別相談を行いますので自宅図面・写真を持参下さい。
定員 : 先着40名 予約制
会費 : 1,000円(昼食代)
場所 : 新潟流通センター会館2階会議室