今日、東区江南の新築工事で使うレッドシーダーの加工が始まりました。
仕上がっていない丸太を取り寄せ、大工が加工して仕上げていきます。
技術もある程度必要ですが根気のほうが必要な作業です。
今回は施主様のお父様が手伝ってくれることになりました。
そしてお父様が大工道具を持参してくださいました。
それがこのチョウナです。
お父様のお父様、おじい様が大工の時に使用していた形見の「チョウナ」だそうです。
この大工道具を使って孫の家の柱を加工する・・・
お父様はすごく喜んでらっしゃいました。
私もそんな場面に立ち会えてすごく嬉しく思います。
そしてこの時思いました。
家づくりは希望通りに作るとか、仕上がりがきれい
だけじゃないオンリーワンの家というのも大切なんだ!と。
多少不格好でもいっぱい「おもいで」が詰まった家は愛着がありオンリーワンになります。
大黒柱に成長記録を刻むように家を作る時にも思いでを残せるってすごく魅力的です。
設計、現場だけじゃない家づくりの本質。
なにかひとつ見つけたような気がしました。
むかーしむかしから明かりとりとして、芸術品として親しまれているステンドグラス。
せっかくお題にするのでwikiってみました。
ステンドグラス
やはりかなり古くからの歴史があるガラス細工のようです。
現代でも洋風建築や教会など様々な場所で使われ根強い人気があります。
一点ものの高価なイメージがありますが、サッシメーカーなどの商品でも何種類か販売されています。
わいけい住宅も洋風の雰囲気の住宅も多く、
施主様でステンドグラスを希望される方も最近は増えてきました。
そして今回壁にステンドグラスを使用する施主様から支給品のステンドグラスが事務所に届きました。
施主様が来店された際に一緒に中身を確認したのですが、開けてビックリ!
本物のアンティーク商品です!
見るからに歴史が感じられるきれいなステンドグラス。
これが新居に入って・・・
いい雰囲気がイメージできます。
取りつくのが楽しみです。
でも、その前に事務所の保管が怖いです。
厳重に厳重に養生をして、大切に保管したいと思います。
ダジャレです。
建物を建てる際にも重要になってくるのがこの「色」です。
「外壁は何色?」
「キッチンは何色?」
仕上げ材全てに色がありバリエーションが選べるものが多くあります。
そこで色を選ぶ際に理解しておくとイメージ違いが少なくなる
色の見え方を載せたいと思います。
大体の場合はカタログやサンプルを見て色を決定していくと思います。
この際に注意頂きたい点は
・サンプルの大きさ
・実際の使用箇所とサンプルを見ている場所
サンプルは実物より小さい場合がほとんどですが、
色の面積によって色の見え方がかわります。
面積が大きいほど明るく鮮やかに見えますので
小さいサンプルで見た場合は実際の色よりも若干暗くくすんだ感じに見えます。
もう一つの使用箇所とみている場所ですが、
これは光源の種類や背景の色によって見え方がかわってくるためです。
光源は太陽の光や照明器具です。
外壁であれば外で、電球色の部屋であれば電球色の部屋で選ぶのが実際の色との違いが少なくなります。
また、背景の色が明るければ暗く、背景が暗ければ明るく見えてしまうので注意してください。
思い通りの選色をするために少し気に留めて見てみたらいかがでしょうか。
建築工事で内部の造作工事はつきものです。
作り付けの棚やテーブルなどは誰もが憧れる部分です。
私も自分の家を建てるなら書斎のテーブルなどは作り付けにしたいなーなんて思っています。
「この棚板にあの機材を置いて、ここに本を並べて・・・」
そんなことを考えているとわくわくします。
しかし、数十年後を想像してみるとどうでしょう。
この機材は・・・もう使っていない。
ここの本は・・・本自体がもう存在しないかもしれない。
時代に合わない作り付け家具になりすごく使い勝手の悪いものになります。
取り外そうと思ってもそう簡単にはいきません。
そう思うと造作もほどほどに考えなきゃだなって思います。
時代に合った家具を購入して置くというのも将来的に考えればいい選択の場合もあるのかもしれません。
明日からゴールデンウイークです。
私も3~6日までお休みを頂きます。
両親、家族、イヌと一緒にちょっと山にこもってこようと思います。
と言ってもたいした山ではないですがひさしぶりにキャンプです。
楽しみです。
会社の電話も通じないところなので現場など少々不安ですが、
しっかりかたづけてしっかり休暇を取りたいと思います。
皆様もよいゴールデンウイークをお過ごしください。
昨日消費税UP前に駆け込んで買ったベットが我が家に入りました。
今はとりあえず3人でダブルベットとシングルベットで寝ることになりますが
今まで狭すぎた分今度は広すぎて逆に落ち着かない感じです。
そして先日のブログでも書いたようにクローゼットが開かずの扉となりました。
もうあの扉を開くことはないでしょう・・・。
今日の打合せ中寝具の話があり、4人で布団で寝る計画の施主様がいらっしゃいました。
『ベットはかたずけなくていいけど置いたスペースがベットにしか使えないから布団がいいんです』
とのことでした。
すごく正しい選択だと思いました。
ウチも4人になりますが狭い部屋なのでほんとにベットのための部屋になります。
クローゼットが開かなくなります。
もし布団だったらクローゼット開かない問題も解消されますし、
たたんでしまえばスペースも有効活用できます。
もともと日本は島国で土地の価格も高めで欧米に比べ家も小さめです。
その小さめのスペースでも有効に活用できるようにとできたのが布団やちゃぶ台、箱階段などです。
日本には日本に合った寝具を。
そんな考え方をもう一度考え直してもいいのかもしれません。
(もう私は買ってしまったのでもどれませんが・・・)
昨日神様が宿る家の認定試験に東京まで行ってきました。
これは神様が宿る家の知識をどれだけ自分が知っているかを試験し、
認定してもらう試験です。
この家の良さ、違いを知ってもらうにはまず自分が正しい知識を持っていなくてはなりません。
しっかりとした知識を持ち、それをわかりやすく簡潔に説明できてこそ
家づくりを考えてられる方に伝わるんだと思います。
私ももう入社1年以上になるのでそれなりの知識は身についている・・・
と思っていましたが、
本当に奥の部分、建築の新しい仕組み、お金の話、わからないことだらけでした。
サラッと覚えていた部分も記述などにすると正確な言葉が浮かびませんでした。
また初心に帰っていろいろな勉強をしていかなければいけないと思った試験後でした。
それと、認定試験のあとにせっかく東京に来たのだからと思い、
私の好きな建築家の隈研吾が改修した「GINZA KABUKIZA」に行ってきました。
元の歌舞伎座の外観はそのまま残しつつ上に複合施設を付け足したようなデザインです。
ぐるぐると建物探訪していると、やまとごころを感じる屋上庭園を発見しました。
やはりこういった軒先薄く透け感のある建物はかっこいいなあと感じました。
そして記念撮影。
勉強した一日でした。
仕事上の段取り、間違いは自分のこれからの糧にして
次はなくそう、プラスにしようと思っています。
なぜそうなったのか次にならないためにはどうするべきか、考えるようにしています。
それは効率、知識、経験の話で人格など自分の根っこの部分とは別のものです。
最近その根っこの部分を全然気にしなくなっている自分がいました。
仕事には知識も効率も経験も必要なことだけど、その前に人と人が仕事している。
そして施主さんも人。
そこを無視して仕事してしまってはだめだ。
人としての根っこの部分、自分の潜在意識の部分。
それに気づかされました。
もっと人として大きくなりたいです。
建築屋として数字が強いのは大切だと思います。
寸法の話、数量の話、お金の話。
でも感覚も大切だと思うんです。
今日現場でこんなことがありました。
大工「ここのアールいくつで作るんだ?」
私は数字では言い表せないのでボードに絵をかいてきました。
私が一番きれいに見えるだろうと思われる曲線を。
このアールは数字ではなく感覚です。
数字では表すのが難しいので感覚で書きました。
この数字と感覚の調和が難しいし私のまだまだ未熟な部分の一つだと最近思います。
スケッチを描いてカッコイイ絵ができたとします。
でも数字におこして図面を引いたり製作してもらったりすると、
自分が思っていたのとはイメージの違うものになっていたりします。
経験なのかもしれませんが、イメージが数字として表せるようになると
今とは違う世界が見えているんだろうな。
とりあえず、もがきながらやるしかないです。
最近まわりでローコスト住宅の話をよく耳にします。
「うちの家の断熱はグラスウールで寒い」
「友達の家のクロスはヒビが入って補修がきかない」
「目が痛い」
そんな話を聞くと正しく情報が伝わっていない現実が悲しくなります。
せっかく高いお金を出して購入した家なのに建築業界に騙された人が数多くいます。
しっかりと情報が伝わっていれば購入する人の住宅の見方は少しなりとも変わっていたかもしれない。
知って選ぶのと知らずに選ぶのでは全然違います。
先日お会いした薪ストーブ屋さんも同じことを言ってられました。
家のどんな部分が自分にとって一番大切なのか、
家族が幸せになれるのか。
いろいろ知ってから購入してもいいんだと思います。
そのうえで選んだ家は本当に自分のための家です。
まずはいろんな部分を比べてみてはいかがでしょうか。