先人の知恵

昔の家には空調設備なんてものはなく

自然の力を最大限に利用して快適に暮らしていたんです。

いわば自然の空調設備を家自体に作り出して生活していました。

現代でも空調設備は発達していますが

できればあまり電気もお金もかけずに自然の力で暮らしたいものです。

ではどうやって日差しをコントロールするのか?

いくつか方法はありますが一番簡単に今から始められる方法には

すだれやよしずがあります。

窓にぶら下げたり立てかけたりするだけで夏の暑い日差しを和らげ

木陰のような柔らかい日差しを室内に落としてくれます。

ホームセンターでも数百円から販売していて

取り付けるだけで何千円もの冷房代を削減してくれるのでやらない手はないです。

これから建築を検討されている方は南側の庇や外付けシェードも効果的です。

庇は太陽高度の関係で夏の高い日差しを遮り

冬の低い日差しは室内に取り込んでくれます。

最近はガラスの種類によっても快適性が変ってきます。

詳しくは田中までお問い合わせ頂ければと思います

建築ことわざ

住まいを造ることは昔から変わらず現代に受け継がれ、

またその中でできた用語を使って多くのことわざが生まれています。

そんな話を後輩としていたのでいくつか挙げてみます。

 

■うだつが上がらない
うだつとは、隣家との間に張り出した小さな防火壁のことです。防火壁がいつのまにか装飾的な意味が強くなり、家の財力を表すものにたとえられるようになりました。
ここから、生活力がない、パッとしないことを「うだつが上がらない人」などと言うようになりました。

■適材適所
本来は大工が木材を使う時に生まれた言葉です。

粘りがある杉は柱に、防カビ性の高い桧は土台に、など材の特性を生かした場所に配置することからきています。

 

■羽目(はめ)をはずす

「羽目」とは壁などに張る板をいい、整然と並ぶ羽目板をはずして自由にバラバラにすることです。

 

■子はかすがい

かすがいとは、主に束と母屋(もや)、束と梁をつなぐ金具のことで、子どもが夫婦の縁をつなぎとめる役割になる意味。

 

日常普通に使っている言葉も実は建築用語だったりするので

知っているとちょっと小話になったりするかもしれません。

ワイケイワークス

ワイケイワークスって何?

ワイケイワークス = 業者会です。

私たち千癒の家の家づくりに携わって貰っている業者を集めて

現在の営業活動内容や現場の工程、注意点などを報告し現場で周知してもらいます。

定期的に開催することで現場の質が上がります。

今回からは会場も新たにみなとぴあでの開催となりました。

歴史的な建物での会議も建築屋っぽくて素敵でした。

住まいづくりセミナー

今日は大沼さんを講師に招き『住まいづくりセミナー』を開催させて頂きました。

家づくりを考えた時に知っておくべきこと、

新築かリフォームか自分にはどの方法が合っているのかなどを

一日たっぷり学べるセミナーです。

私は初めて参加しましたがすごく勉強になりました。

また家づくりは人生の中で大切な分岐点となのだと再確認しました。

気密検査

気密測定ってご存知でしょうか?

気密測定とは、住宅の隙間の量を計測する検査のことです。

写真のように測定器を設置しファンを回し室内の空気を負圧にします。

隙間があれば隙間から室内にまた空気が流れ込みます。

その量で相当隙間面積がわかり、C値が求められます。

 

いくら断熱材をいっぱい詰め込んだ高性能住宅でも

隙間風ビュービューでは断熱材の効果が出ないってことです。

これは設計段階で決まるものではなく現場の施工の精度によって決まってきます。

いわば現場の成績表みたいなものです。

どんどん数値を上げていっていつか隙間ゼロ!

なんて数字を出してみたいものです。

ブランコ

この前の休みに自宅のデッキに紐をくくり付け、

床板の端材に穴をあけ子供用のブランコを作成してみました。

製作時間30分

予算0円!

子供が遊んだ時間2時間!

私がよっぱらになってやめましたが

なんというコスパの高さでしょう。

 

 

ソフトの重要さ

先日友人の家に遊びに行ってきました。

そのお宅は床は無垢材、壁はクロス、

キッチンは集成材のオーダーメイドキッチン、

色々こだわりも散りばめられています。

友人の家は築10か月?くらいの新築です。

引越ししてまもない時にも遊びに行っていて

それから約半年ぶりくらいに行きました。

正直、最初に行った時には

こだわりは詰まっていてるがビニルクロスなどの

素材が安っぽさを造ってしまっているなーと思っていました。

しかし、今回行ってみてビックリしました。

キッチンには焼き物の食器がズラリ。

要所要所に質のいい小物がディスプレイされ

ハードの質の悪さ(ビニルクロス等)を

ソフト面(焼き物や小物)でカバーしていて

さながらカフェのような雰囲気になっていました。

 

 

この変化をみてソフト面のコーディネートの大切さを再確認しました。

このあたりは住まい方にも結び付く部分なのかもしれませんが

忙しい現代社会で住まい方やディスプレイにまで気持ちと時間をかけるのは

なかなか大変なのかもしれません。

住宅を建てる側からある程度ソフトの部分もご提案することで

ハードをより引き立たせることができればなぁ・・・なんてことも

将来的に考えていきたいです。

豊かな暮らし

最近プランニングをしていく中で一つポイントにしていることがあります。

「豊かな暮らし」

ありきたりなワードですがこれから家づくりをされる方も

ここを考えながら進めていくと満足いく生活を送れると思います。

まず私が思う「豊かな暮らし」とは…。

日常の忙しさから解放される暮らしなのかなぁと思います。

そんなん無理!!と思われるかもしれません。

たしかに家事も仕事もせずのんびりなんてことは到底できません。

でも私は豊かさは「時間」ではなく「気分」だと思うのです。

同じ家事をするのでも使い勝手の良い気持ちいい空間でするのと

ごちゃごちゃと片付かない薄暗いキッチンでは「豊かさ」が変わってきます。

同じ食事もたまにはデッキで食べてみると「豊かさ」ぐっと上がってきます。

これも「時間」ではなく「気分」なのです。

さらに忙しい家事の時間も効率のよいスペースで「豊かさ」が変わってくると思います。

そこで最近おすすめが『土間ユーティリティー』(今名付けました笑)

キッチンにも洗濯場にも近い半外部も土間スペース。

このスペースの何が良いのか。

役割としては洗濯、土物野菜の処理、ゴミの仮置き場、等々。

ユーティリティーなので家事的な便利場所です。

それが半外部にある。昔ながらの軒下をイメージして頂ければ使い勝手の良さが伝わるかと思います。

雨が降っても濡れず、汚れ物も洗い流せる。

最近の住宅にはデッキはあってもなかなかないスペースになってしまっている気がします。

しかし「忙しさ」を「豊かさ」に変換していく考え方としてはこちらも重要なスペースではないかと思います。

さあ暮らしに「豊かさ」をプラスしてより良い生活を送りませんか?

DIYプール

暑くなりました。

夏ですね。

夏と言えば・・・海!

いや、スイカ!

いや、花火!

どれも建築屋とは関係のない夏の風物詩です。

建築屋の夏と言えば・・・プール!!

今日はプールをDIYしちゃいました。

こちらです、

どん!

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あれって方がほとんどだと思いますが見ての通り人用のプールではありません。

これは木材のプールです。

夏なんでこの中で気持ちよく泳いでもらいます。

 

ってのは冗談でウッドロングエコやホウ酸のどぶ浸けに使用します。

今まで刷毛やローラーで塗っていたのですが量が多くなるとかなりの手間なんです。

そこで楽に作業できるようにこんなもの作りました。

しかもこれ3m~5.5mまで長さを変えられるんです。

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材料の長さに応じてプールの長さを変えて液体の量も最小限に抑えられる仕様です。

収納時もコンパクトにまとめて収納できます。

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なんと長さ3m!(そんなにコンパクトじゃない笑)

早速明日から使用していきます。

春風

現在進行中の現場で外部の木部塗装に『春風』を使用しています。IMG_3072

自然素材塗料で通常外部で使われるオイルステン系塗料に比べ

断然耐久性もあり塗料の伸びもよく経済的です。

なおかつ触った感触もペタペタせず木の感触を楽しむことができます。

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着色しない場合は『ウッドロングエコ』という優れものもありますが古民家風や

色付きの外観にしたい場合は『春風』もかなり優秀な材料だと思います!

外観にまたバリエーションが生まれできることが増えてきました。

わいけい住宅の建物は塗り壁と自然素材の外観で周囲からの目をひくこと間違いなしです。

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