住宅の温熱基準

各国にも住宅の温熱基準法なるものがあります。

 

アメリカや欧州などの先進国だけでなく、中国や韓国にもあります。

 

日本にも基準はありますが、罰則規定ではないので、極端な話、断熱材が入ってない家を作って販売しても問題ないことになります。

 

昨今、日本もようやく重い腰を上げ、断熱基準の法整備化を進めています。

 

室内環境、室内温度が健康にとって重要なことがここに繋がったと考えていますし、また海外の基準をなぞっている過程も見え隠れします。

 

イギリス(英国)基準をみてみましょう。英国は条例で16℃以下になる室内温度になる建物は解体命令がでるところもあります。

 


『HHSRS』(英国保健省)の寒さに関する評価によると、人が健康でいられる温度は21℃前後、16℃以下になると深刻な健康リスクが高まるとされています。寒さは健康の大敵なのです。また、部屋ごとの温度差も血圧変動に大きな影響を与えます。断熱性能の高い家は、暖かいだけでなく、各部屋での温度差が少ないことが特徴です。暖かい住まいで活動的に過ごし、健康な毎日をおくりましょう。

 

日本の高断熱住宅研究会である外皮性能HEAT20のG2グレードがこのレベルです。

 

日本も温度地域差がありますが、地元新潟では外皮レベルはHEAT20レベルがマストも近く感じます。

 

そして厳選した自然素材で、家づくりを続けたいと思います。

 

住宅の事故と住宅の断熱について

「住宅の事故」と住宅の断熱について考えてみましょう。

 

住まいは、人の暮らしの中心となる最も重要な場所であり、生きていく上で根源的な拠り所です。

 

だからこそ本来は安全・安心なものであるべきなのですが、残念ながら我が国の住宅事情は現実には安全・安心への対策が不十分な為、欧米諸国に比べて大切な命を落とす事故が多数発生しています。

 

「住宅(家庭)内の不慮の事故」による死亡者数は、厚生労働省の「人口動態統計」による詳細な2019年のデータでは1万3800人。

 

一方で、よく比較される交通事故での死亡者数は3215人(2019年)住宅内の死亡者数は交通事故と比べ4倍超になっています。

 

参考までに、2021年のコロナ感染による死亡者数は約1万5000人(同)となり、2019年の住宅内の事故死亡者数はそれに匹敵しています。

 

住宅内の事故のうちで最も多いのは「ヒートショック」。

 

これは暖かな空間から寒い空間に移動した際、急激な温度変化により血圧が乱高下し脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こします。

 

裏を返せば、それだけ日本には断熱性能が低い住宅が数多く存在するということで、問題の深刻さを表しています。

 

欧米諸国では、賃貸住宅でさえ暖房した部屋で暖房機を停止させ、2時間程度経った時点で室温が16度を下回った場合には改修命令や家賃の引き下げ、行政処分の対象になりますが、日本の賃貸住宅でこの法律を実施されたと仮定すると、99%は行政処分の対象になり、個人住宅でさえ新築を含めても70%のお家が、これをクリアー出来ないのが現状です。

 

更に深刻なのは、新省エネ基準を満たした事を高らかに宣伝している住宅の殆どが、作った当初はクリアー出来ても、我が国には長期性能保持基準が無いために、20〜25年後には断熱性能が30%程度落ちてしまうので、欧米断熱基準を満たす事はできません。

 

この事実を詳しく知っている建築士はどれぐらいいるでしょうか?

 

断熱素材を選び長期性能保持も含めて欧米基準の断熱性能を実現している家づくりが理想的であると考えます。

補助金を積極的に活用しましょう


昨年12月から始まっている新築やリフォーム工事を支援してくれる補助金です。

 

省エネ住宅を扱っている弊社としましては、なかなか使い勝手がいい補助金なので、活用をおすすめします。

 

ウッドショックなどで原材料費が高騰して住宅価格も軒並み上っております。

 

ですので、該当する補助金は全て対応することを積極的に取組んでいます。

 

子育て世帯・若者夫婦世帯の住宅取得に伴う負担軽減を図るとともに、省エネ性能を有する住宅ストックの形成を図るため、子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や住宅の省エネ改修等に対して補助金が交付されます。

子育て世帯とは、18歳未満の子を有する世帯。(年齢は令和3年4月1日時点)

若者夫婦世帯とは、夫婦のいずれかが39歳以下の世帯。(年齢は令和3年4月1日時点)

 

健康構造見学会

今週の1/30(日)に今年初めての構造見学会を行います。

 

最近おすすめのリモート見学も推奨しておりますので、お問合せくださいませ

 

構造見学会の趣旨は仕上ると隠れてしまう天井裏、壁内、床下等の住宅の中でも重要な部位や配線、配管などを確認して頂くことであります。

 

最近は隙間C値の精度もあがってきており、標準検査でC値=0.5以下。

 

自然素材での床下断熱工法。

 

次回からは基礎断熱も工法に入ってきますので、楽しみです。

 

耐震構造や雪国新潟にフィットした断熱仕様をご体感いただきたいです。

 

何故、この様な仕様でつくることが住まい手にとっていいことなのか?イニシャルコスト、ランニングコスト、機械耐久コストを実際のモノを見ながらご説明します。

 

是非、千癒の家の構造見学会にお越しください。

完成見学会in新潟市中央区

新潟市中央区長嶺で「千癒の家」新築完成見学会を開催します。

新潟市中央区長嶺で完成見学会のお知らせです。
2022年1月16日(日)、23日(日)の2日間

もちろん、千癒の家のコンセプトに基づいた「健康住宅」です。


『想いを引き継ぐ家』

2世帯それぞれにこだわりを取り入れた家が完成しました。
1階の親世帯の住まいには壁一面を本棚にした部屋、襖や床の間の配色にこだわった和室があり、
2階の子世帯の住まいにはご主人の趣味部屋や奥様が1階に降りなくても炊事ができるよう
ミニキッチンが用意されています。
毎年恒例行事となっている餅つきも併設の小屋で行っていただけます。

次の世代へこだわりを引き継ぐことのできる本物の健康住宅、是非ご来場ください。

 


開催情報:1月16日(日)、1月23日(日)

【時間】10時00分〜17時00分
【場所】新潟市中央区長嶺
※詳しい住所は、お申込みいただいてからご案内いたします。
【ご予約方法】完全予約制の完成見学会です。当ページ下の申し込みボタンからか、下記の連絡先にお電話ください。
【連絡先】TEL 025-228-0466

<新型コロナウィルスの対策とお願い>
・必ずマスク着用にてご来場頂けますよう、お願い申し上げます。
・入室の際には、防衛省認定の弱酸性次亜塩素酸での手指の消毒にご協力ください。

 


オンライン見学会をご希望の方へ

こちらの見学会はLINEなどによるビデオ通話で住宅を見学することが可能です。
日時は実際のご来場と変わりませんが、完全予約制ですので事前のご予約をお願いいたします。
※詳しい方法は、お申込みいただいてからご案内いたします。
【ご予約方法】完全予約制の完成見学会です。当ページ下の申し込みボタンからか、下記の連絡先にお電話ください。備考欄にオンライン見学会参加希望の旨ご記入ください。
【連絡先】TEL 025-228-0466

 


【その他】
・駐車場のご案内:現地にてスタッフがご案内いたします。
・ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
・当日はアンケートのご協力をお願い致します。
・室内では、手袋(こちらでご用意しております)・靴下のご着用をお願い致します。

謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。

 

今年のお正月はゆっくり過ごせたと感じております。

 

昨今の世間を騒がす流行りが収まりますように。

 

ご縁ある皆様が幸多し一年になりますように。

 

私たちの健康住宅は今年からバーションアップします。

 

自然素材だけで温熱環境も整え、極力機械に頼らない家づくりの延長線上に

 

快適さと省エネを加速していきます。

 

今まで不得意だった、太陽光ソーラーパネルZEHにも挑戦していきます。

 

脱炭素化に進む住宅業界の流れに技術力・施工力で見劣りしない工務店になるために。

 

いつもいつも想うことは、マイホーム建築をすることは、お客様にとっては生涯を背負う大仕事です。

 

その大役に選ばれたからにはお客様のために尽力しなくてはいけません。

 

新築住宅を求めるご家族のためにも、必要とされる工務店として存在意義を存分に発揮してきたいです。

 

今年で創業63年になりました。

 

先々代から引き継いだ暖簾を細々ではありますが、繋ぎつづけ表面的な模倣でなく、実績と経験で信頼を得たいと考えています。

 

今年も千癒の家(株)わいけい住宅をよろしくお願いします。

 

代表取締役 中山 修

 

ZOOMセミナー講師

先日、新潟商工会議所主催のZOOMセミナー講師を行ってきました。

 

初講師だったので、単にカメラに向かって話すことに違和感を覚えてのスタートでしたが、終了後のアンケートは高評価。。。

 

リモート講師に手ごたえを感じています(笑)

 

ご参加いただきました皆様ありがとうございました。

 

地域密着でお客様に喜んでいただける仕事を一生懸命に頑張っていきたいですm(__)m

 

 

 

 

 

 

上棟式in三条市

三条市W様邸で今年最後の上棟式を迎えます。

 

おめでとうございます。

 

寒波襲来のため心配しておりましたが、順調に準備は整いました。

 

上棟式の基本はこの家に住まれるご家族の幸せと繁栄、そして工事が安全に無事終わることを祈願する儀式です。

 

四隅を清め、棟飾り、三種の神器を祀り、祝詞を上げます。

 

引渡しまで怪我や事故がないように、粛々と進むことを祈ります。

 

完成予定は盛春です。

 

千癒の家に早く住んでいただくために、スタッフ一同頑張りたいと思います。

 

またお客さまのご厚意で、構造見学会を開催させていただきます。

 

1月末の見学会となりますので、詳細はイベント情報にてご確認ください。

 

寒さ到来の年末

年末12月に入り、寒さも本格的になってきました。

 

新潟の冬は、どんより雲に包まれ、冬期日照時間が全国的に見ても短く、湿気も高く、日本海側の象徴的な雪国です。

 

冬の季節に太陽の日差しをなかなか見れません。

 

太陽光発電設備やパッシブ設計に対しても難儀な地域の一つであります。

 

そのような地域には、その気候に合わせた家づくりは必須です。

 

ビルダーの外皮性能があがり、断熱厚みの競いはそろそろ終焉の兆しです。

 

今後はその家に見合った消費電力の使い方へ向くと考えています。

 

リビングにいるだけで、こたつに入っているかのような感覚の断熱性能と保温力がある住宅。

 

来年からは、より新潟の気候とその地域にカスタマイズした家づくりを進めていくことになります。

 

また新モデルハウス宿泊体験は再開する予定です。

 

ご興味ある方は、是非お問い合わせくださいね。

「エネルギー基本計画」

 

先日「エネルギー基本計画」が発表されました。

 

日本は温室効果ガスを46%削減(2013年比)すると宣言し、 その中で、家庭部門における温室効果ガス排出量を1/3にするという目標が示されました。

 

66%減らせというのだから、なかなかの難題になります。

 

エネルギーを使わないで暮らすか、再生可能エネルギーで賄うか? の二者選択・・・

 

外皮性能(断熱材)を強化する省エネ化家づくりに、自家発電する太陽光ソーラーパネルを設置するZEHの普及が加速することになります。

 

2030年には新築住宅の6割をZEHにすると言う目標。

 

時流は脱炭素化へ大きく舵取りました。

 

しかし、その分住宅が高額になるのは間違いありません。

 

そして設備機器は故障し、寿命がある。 メンテナンス維持費に目を背けてはいけない現状もあります。

 

またソーラーパネルですが、製造元の多くが中国製です。

 

ZEHの購入には100万円の補助金を支給して、普及を誘導しているとなると、中国製ソーラー屋根の街並みに変わっていく日本の住宅という近未来。。。。

 

「エネルギー計画書」はいいことではあるが、「建築物省エネ法」は法律として正しいのか? ZEHは本当にエコなのか?矛盾は多々あるが、これが世の中の流れ。。。

 

私たち地方の工務店経営に大きな革命をもたらすことは間違いないと感じた週でした。