「木は燃えるもの。木は腐るもの。鉄やコンクリートより弱いもの」と思っている人は多いと思います。
しかし、木材は人類の知恵を集めても足りないほど、自然が生み出した優れた材料です。
地震の力のことをお話しします。
建物の重さが重いほど大きくなり、軽いと弱くなります。
どんな建物に対しても地面が一気に動くので、それについてゆこうとする、慣性の力が働くのです。
ですから、重たい鉄筋コンクリート造、重たい鉄骨造よりも、軽い木造の方が地震力は小さくなるのです。
近年は大規模な公共建築にも木造の建物が設計施工されています。
知れば知るほど、木の建物は先人の知恵が詰まった素晴らしい建造物ということがわかります。