最近、お客さんの数名に
「中山さんも柔道していましたよね。どう例の柔道体罰って?やっぱりあった?」
と聞かれましたので、堂々と
「はい。よくたたかれましたよ。でも強くなって欲しいという愛情だったと感じています。
今となってはいい思い出ですね。」
とお話します。
私も思春期の学生時代の12年間、柔道に身を捧げ、耳が餃子になったものです。
一個人の意見と聞いていただければと思います。
学生時代は新潟一厳しい練習したと思っています。
指導者は東洋大学で全日本学生チャンピオンになったことのある先生。
あのプロレスラーの坂口征司と戦ったこともある強烈な先生でした。
今はもう70歳ですが、その当時は40歳代の重量級の選手でほぼ現役。
練習でも一度も勝てませでした。
野獣みたいな鬼の先生でした。
当時は怖かったですよ。
優しいと感じたのは卒業してから再会した時にようやくでした。
しかしその指導練習のお蔭で2年連続新潟県で柔道団体戦優勝し、次年度は惜しくも
準優勝だったですが、その時代の我々のチームは負け知らずでした。
先輩たちには「柔道マシーン」と言われて、いろいろとご指導いただきました(笑)
卒業してもみんな柔道愛があるので、現役を続けました。
私は引退しましたが、先輩の一人は新潟県警で連勝記録をつくったり、
全日本選手権に出場した先輩もいました。
本気でオリンピックを目指すと言って日体大柔道部に行った同期や
慶応大学柔道部で主将になってインカレで活躍した仲間もいます。
後輩の中で、防衛大学校で柔道エリートになった奴もいます。
そんな先輩後輩仲間は今でも毎年正月に20人ぐらい集まり、毎年同じ思い出話
を酒を飲みながら語ります。
何がいいたいかと言いますが、その時は辛く厳しいですが、
過ぎてしまえば、いい思い出となるということ。
柔道だけじゃないです。全てに共通していると思います。
若い時は買ってでも苦労しろという諺があるじゃないですか。
意味は違うかもしれませんが・・・・
ちなみに、僕らを指導してくださった先生が退いてから、急に
学校が弱くなりましたのは、ご察しの通りです。
私の個人的な意見ですが、いい指導者と出会ったら、
辞めずに頑張ってみてもいいと思います。
私も現在、澤田さんという素晴らしい指導者の元に学んでいます。
人生には3人の師が現れると聞いたことがあります。
是非、出会い、ご縁を大切にしていただければと思います。
すでに、出会っているあの人が大切な人かもしれませんよ。