設計でもう一つ大切なのが、敷地環境です。
いい間取りができた、いいデザインができたと思っても
その土地に適していなければ、意味がありません。
家の計画を始める前に、その土地の周りの環境を見渡してみてください。
日当たりはどうか、眺望はどうか、通風はどうか、お隣さんとの窓と
ガチ合わないか・・・。
それらを総合的に判断して、建物の配置や設計を始めます。
このときに、もう一つ確認してほしいポイントがあります。敷地の方位です。
敷地の方位とは「目の前の道路がどっちの方角にあるのか」という意味です。
南側にあれば南入りの敷地、北側にあれば北入りの敷地などと言います。
一見日当たりのよい南側に、さらに道路があるほうがいい土地で、同じ面積でも価格が高かったりします。
たしかに、日当たりがいいと陽射しが入りやすく、暖かい環境になります。
だからといって何が何でも、南側道路じゃなくてはならないかといえば、そんなことは
ありません。そこでプランニング設計の実務が始まるのです。
そのご家族に合った家を建てることは、土地の比重も高いですが、それ以上に実務設計が
大切になることをご理解していただければと思います。