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限りなく現場に近い 設計ブログ

感覚と数字

2014年4月16日( 水)

建築屋として数字が強いのは大切だと思います。

寸法の話、数量の話、お金の話。

でも感覚も大切だと思うんです。

今日現場でこんなことがありました。

大工「ここのアールいくつで作るんだ?」

私は数字では言い表せないのでボードに絵をかいてきました。

私が一番きれいに見えるだろうと思われる曲線を。

このアールは数字ではなく感覚です。

数字では表すのが難しいので感覚で書きました。

この数字と感覚の調和が難しいし私のまだまだ未熟な部分の一つだと最近思います。

スケッチを描いてカッコイイ絵ができたとします。

でも数字におこして図面を引いたり製作してもらったりすると、

自分が思っていたのとはイメージの違うものになっていたりします。

経験なのかもしれませんが、イメージが数字として表せるようになると

今とは違う世界が見えているんだろうな。

とりあえず、もがきながらやるしかないです。