『この収納は良いですか?』と時々質問されることがあるのですが、
実は収納は他人から見ての
『良い』『悪い』はあまり関係ありません。
しかしながら『良い』『悪い』収納は確かにあります。
では、何で判断するのか?と言えば
『本人が暮らしやすいと感じているのかどうか?』です。
棚・引き出しがいくつあるから良い収納、〇畳以上あれば良い収納
というわけではありません。
ここが収納のやっかいなところでもあります。
良い収納か?を探るポイント
①取り出しやすく、しまいやすいか?
②片付ける際に面倒だとは感じていないか?
③モノを探す時間が長くて困ってはいないか?
最低限この3つが『Yes』になれば良い収納と言えると思います。
その他に安全面・衛生面の確認も大切です。
・地震などでモノが落ちた際、危険ではないか?
・うっかり踏んづけたり、足をぶつけやすい位置にないか?
・結露やカビが発生しやすくないか?
・掃除が面倒でホコリが積もっていないか?
ちなみに同じ家族でも感じ方が違うので
収納を決めたり変更するときは、前もって相談した方が後々ケンカやトラブルになりません。
服を畳むのが苦になる人もいれば、服を畳むのが好きな人もいます。
引き出しを開けるのが面倒な人もいれば、それくらいは苦にならない人もいます。
性格や特性も踏まえたうえで、暮らしの中で改良していくのが
『良い収納』を作るポイントです。
住環境は思考、行動の基盤となり、健やかに暮らすための重要な鍵だと思っております。住宅が建てて終わりでなく、掃除や点検が必要なように、整理収納も【一度整えて終わり】ではなく、ライフステージが変わり、価値観が変われば、合う収納も変わっていきます。【生きている限り付き合うもの】です。家事をラクにして、自由な時間を増やす。家族一人一人が自分のことは自分でできるようになる。そんな環境を整えることで自分と家族の笑顔が増え、心身ともに健やかに過ごせるのではないかと思っています。住んでいる実感と、整理収納からみなさまのおうちづくりをサポートします。