全国で7年ぶりに、節電が要請された2022年の夏。
電力のトレンドをみると、意外な事実が浮かび上がりました。
01年から約20年間で国内の電気事業者の発電能力は増えた一方で、最大電力需要は1割減り、普通に考えれば、電力不足には陥らない。
環境には優しいが、発電できない時間がある太陽光など再生可能エネルギーが増えた構造問題が横たわるのが見え隠れします。
年間で最も電気を使った瞬間を指す「最大電力需要」を見ると、ピークは01年7月24日の1億8269万キロワットで20年は8月20日の1億6645万キロワットで、約1割減っています。
家電製品などの省エネルギー性能向上が寄与しているとみられ、1990年代後半の水準となっている。
一方で、国内の発電能力は拡大している。
家庭用の太陽光発電などは計上されていないが、事業者の発電能力は02年3月末の2億6173万キロワットが、21年3月末には2億6964万キロワットに増えた。
ポイントは増加分に再生エネが多いということだ。
12年に始まった固定価格買い取り制度(FIT)で、太陽光や風力発電といった天候で発電量が変わる再生エネの導入が進んだことも要因です。
一度稼働すれば24時間安定して発電する原子力発電所は11年の東日本大震災を機に多くが停止した。
再生エネの拡大を受け、火力発電所の利用率は下がって市場から撤退が進む。
経済産業省によると、16年度からの5年間、年200万~400万キロワットのペースで廃止になっている。
太陽光は曇りや雨では発電量が急減し、風力発電は風がやめば、風車が止まる。能力どおりに発電できる時間は限られる。
電力需給が逼迫しやすいのが夕方というのも、太陽光の発電量が急激に減るからだ。
蓄電池があれば昼間の太陽光で発電した電気をためておけるが、現状ではコストが高く、普及が進まないのが現状の問題と見えます。
千癒の家(株)わいけい住宅代表の中山です。 家は人生で一番長く家族といる空間です。
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