先日、商工会議所の建築関係の方々を対象に
整理収納講座をさせて頂いたのですが
その際、こんな質問がありました。
『家族への片づけの教育はどうしたらいいですか?』
実はわが家では『教育』と言えるようなものはしていません。
でも、困ったときにいつでも助ける準備はできています。
『見守り』をしつつ『時を待つ』。
片づけ現場のお客様にも同じようにお伝えしています。
先週のわが家です。
起きると、夫が早朝から一人で片づけをしていました。
棚の隙間に増えてしまったモノを
キレイにしたくなったそうです。
↑4年前です。
ここから夫は片づけができるように変わっていきました。
無理に『捨てた方がいい』と言ったことは、実はありません。
言わなくても夫が自分のペースで自分なりに
いらなくなったモノを捨てる・リサイクルへ出すように変化していきました。
振り返ってみれば
いつのまにか、です。
今回はこのくら不要なモノがでた夫。
リサイクルショップで全て買取できました。
最近はむしろ私よりマメで上手です。
そして片づけ現場でも同じような現象があります。
自分のペースで自分なりに整理上手になって
手放し上手になっていく方がいます。
片づけは今まで生きてきた習慣、考え方が家族個々
一人一人にありますので、変化に年月は必要です。
長い目で、一緒に進めるのは少し大変かもしれませんが
『急がば回れ』が近道だと確信しています。
私は年々面倒くさがりになり、モノが増えがち・・・
夫の今回の片づけを見て
私も1つ、2つとモノの見直しをしてみようと思いました。
片づけってホント伝染しますね!
住環境は思考、行動の基盤となり、健やかに暮らすための重要な鍵だと思っております。住宅が建てて終わりでなく、掃除や点検が必要なように、整理収納も【一度整えて終わり】ではなく、ライフステージが変わり、価値観が変われば、合う収納も変わっていきます。【生きている限り付き合うもの】です。家事をラクにして、自由な時間を増やす。家族一人一人が自分のことは自分でできるようになる。そんな環境を整えることで自分と家族の笑顔が増え、心身ともに健やかに過ごせるのではないかと思っています。住んでいる実感と、整理収納からみなさまのおうちづくりをサポートします。