収納は、広ければゆとりがあり使いやすいですよね。
でも、実は広ければ広いほどいい、というわけでもありません。
広すぎると、モノを探す時間がかかりますし
余計なモノをため込みやすくなってしまいます。
1日1人24時間しかありませんので
モノをたくさん持ったとしても、使える時間は増えません。
【実は使っていないモノ】が増えていくのです。
それらを整理収納用語で【プロパティ】と呼びます。
プロパティ=所有
所有しているだけで、持っていることすら忘れてしまったモノ。
だから二度買いをしたりしてしまいます。
わたしもかつて、持っていることを忘れてしまい
似たような服を買った経験があります。
収納で大切なことは、自分が管理できるかどうか?です。
広いかどうか?ではなく
ライフスタイルや自分の特質にあった
管理のしやすい仕組みがあるかどうか?が大切です。
何を、どう収めたら、管理がしやすくて
自分の理想の暮らしができるか?
スペースに限りがあるからこそ、人はそれを考え
大切にしているモノを選ぶことができると思うのです。
そしてモノを通じて
今の自分が大切にしているコト・ヒトも見ることもできると思うのです。
限りある収納スペースに
【今の自分に大切なモノ】を選び、収める。
収納とモノを通して新しい自分に出会う。
だから、整理収納は面白い。
スペースが限られているからこそ、収納は価値があると思います。
コロナ禍でおうち時間が増え、
わたしはキッチンにモノが増えてなんだか使いづらくなってきました。
【今の自分に大切なモノ】とそうでないもの
ちょっと見直してみたいと思います。
住環境は思考、行動の基盤となり、健やかに暮らすための重要な鍵だと思っております。住宅が建てて終わりでなく、掃除や点検が必要なように、整理収納も【一度整えて終わり】ではなく、ライフステージが変わり、価値観が変われば、合う収納も変わっていきます。【生きている限り付き合うもの】です。家事をラクにして、自由な時間を増やす。家族一人一人が自分のことは自分でできるようになる。そんな環境を整えることで自分と家族の笑顔が増え、心身ともに健やかに過ごせるのではないかと思っています。住んでいる実感と、整理収納からみなさまのおうちづくりをサポートします。