『整理収納アドバイザー』という言葉にも表れているのですが、
整理が先、収納は後。
まずは整理をして、そのあとで収納をする。
これが片づけの正しい順番です。
整理をしてからでないと、収納は効果を発揮しません。
さて、その整理。
整理とは【必要なモノと不必要なモノを分けること】ですが、
【分類すること】でもあります。
片づけが苦手な方は
【分類】が苦手な方が多いと感じています。
分類の仕方はたくさんあります。
クローゼットを例に分類の仕方を考えてみますと・・・
①人別に分ける
②季節ごとに分ける
③アイテム別に分ける
④使用頻度別に分ける
⑤シーンで分ける(仕事着、普段着、お出かけ着など)
⑥色で分ける
⑦サイズで分ける(子供服)
などなど、様々あります。
では、どれがよいのか??
実は正解はありません。
収納は使う本人が分かりやすいことが大切になるので
家庭によっても違うし、
同じ家族だとしても、一人一人違ってもいいんですよ。
では自分は、自分の家族は、どの分類方法が合うのか?
試しながら、見直しながら、
自分が【一番使いやすい方法】を見つけていくことが
使いやすい収納に繋がります。
例えば、【②季節ごとに分ける】
としてみたけれど、持っている服が少ない人は、
オールシーズン着ているアイテムもあったりして、
季節ごとに分ける効果が薄かったりします。
【④使用頻度別に分ける】方が合うかもしれませんし、
【⑥色で分ける】が合うかもしれません。
そしてお気づきの方もいるかもしれませんが、
使用する分類は1つではありません。
クローゼット管理の場合、多くの方は
【①人別に分ける】
【②季節ごとに分ける】
【③アイテム別に分ける】
を同時に使っていらっしゃいます。
実は意外と自然に分類できていて、自然に活用しているんですよね。
『分類って、難しい・・・』を思うかもしれませんが、
すでにできているんです!
難しいと感じるのは、正解がどれか?と考えている時かもしれません。
『自分が分かりやすい分け方って、どんなだろう?』
と考えてみると、
収納本やテレビのお手本とは違うけれど
自分オリジナルの一番よい分類方法が分かってくるかもしれません。
ぜひ楽しみながら、分類してみてください。
住環境は思考、行動の基盤となり、健やかに暮らすための重要な鍵だと思っております。住宅が建てて終わりでなく、掃除や点検が必要なように、整理収納も【一度整えて終わり】ではなく、ライフステージが変わり、価値観が変われば、合う収納も変わっていきます。【生きている限り付き合うもの】です。家事をラクにして、自由な時間を増やす。家族一人一人が自分のことは自分でできるようになる。そんな環境を整えることで自分と家族の笑顔が増え、心身ともに健やかに過ごせるのではないかと思っています。住んでいる実感と、整理収納からみなさまのおうちづくりをサポートします。