先日、先整理収納アドバイザー2級認定講師の研修に行ってまいりました。
片づけのイロハを初めて学ぶ方と触れさせて頂き、良い時間を過ごさせて頂きました。
学び終わった方は、感動でいっぱい!
整理収納の理論の持つパワーのすごさを改めて実感しました。
実は、片づけの悩みの大部分は、整理収納の理論で解決してしまいます。
そんな【スゴイ整理収納の理論】。
ちょっとお話しますと、
整理収納アドバイザーは、食べ物に消費期限があるように
モノにも【消費期限がある】と考えます。
成長・ライフステージの変化、価値観の変化と共に、
持ち物はどんどん変わり、そして増えていきます。
しかし、持ち物が増えても私たちに与えられる時間は1日24時間、増えません。
新しいモノを使い始めると、古いモノは使う時間がなくなってしまうのです。
そして、存在をだんだん忘れ、持っている【だけ】のモノに変わってしまうのです。
そこで【モノの消費期限】の出番です。
目安は『1年以内に使ったか?今後1年間に使う予定があるか?』です。
これはあくまで目安なので、前後してもいいと思います。
長い場合は2年・3年でもいいと思いますが、モノをため込みがちな人はまずは1年を意識するのがおススメですよ。
自分の持ち物は割と管理しやすいのですが、
ちょっと注意したいのは、【もらいもの】です。
例えば、何かの記念で『タオル』をもらったとします。
今使っているタオルで量は足りているし、困っていない。
今は必要ない。
でもせっかくもらったし、とりあえず、このまま使わずとっておこう・・・
こんなケースありませんか?
その場合は・・・
1年後の【消費期限】を書いて収納します。
①箱(紙袋でもOK)を用意し、タオルを入れます
②メモやシールで『〇年〇月〇日見直し タオル』と書き、箱に貼ります
③普段もある程度見えるところに収納します
※見えないところに収納すると存在を忘れます!※
④消費期限がきたら、そのタオルをどうするか?決めます
A)今まで使っていたタオルの中で傷んできたものを手放し、新しいタオルを使う
B)人にもらってもらう ※メルカリなどで売るのも良いですね
AかB、つまり自分が使うか?人に使ってもらうか?を決めるのです。
この消費期限がないとどうなるか?
ほんの一例をお話すると、遺品整理でお伺いしたお宅で
約200枚の未使用タオルに出会ったことがありました。
箱に入った状態のよいモノは買取できますが、
9割は処分、つまりゴミとして捨てられました。
食品は食べずに賞味期限が過ぎてしまうと、ゴミとして捨てます。
モノも同じ。
使わずに消費期限を過ぎてしまうと、やがてゴミとして捨てることになるのです。
わたしは昨日、賞味期限切れで納豆1パックを廃棄してしまいました・・・!反省。
わたしもまだまだですが、
買ったモノでも、頂きモノでも
自分の手元にきたら責任をもって【消費期限】をつけ、
モノといい付き合い方をしていきたいですよね。
住環境は思考、行動の基盤となり、健やかに暮らすための重要な鍵だと思っております。住宅が建てて終わりでなく、掃除や点検が必要なように、整理収納も【一度整えて終わり】ではなく、ライフステージが変わり、価値観が変われば、合う収納も変わっていきます。【生きている限り付き合うもの】です。家事をラクにして、自由な時間を増やす。家族一人一人が自分のことは自分でできるようになる。そんな環境を整えることで自分と家族の笑顔が増え、心身ともに健やかに過ごせるのではないかと思っています。住んでいる実感と、整理収納からみなさまのおうちづくりをサポートします。