先日江南区での完成見学会にいらっしゃったOB様からラジエントヒーターの使い方についてお話を伺いました。ラジエントヒーターで炊飯されているそうで、「炊飯器に戻れないほど」美味しいと・・・!(炊飯器は手放したそうです)
わたしもさっそくラジエントヒーターで炊飯してみましたら・・・
もう別物!同じお米とは思えない甘味で、おかずには目もくれず白米だけ黙々と食べました。
炊飯には6年愛用のレミパンを使用。フライパンが炊飯でふさがり、おかずとの同時調理ができなくなったので、レミパンをなんともう1つ!購入しました。レミパンが一家に2台・・・ちょっと笑える光景かもしれません。
実はとっても優秀で、焼く他に、煮る、蒸す、揚げる、そして炊く。5通りもの使い方もできます。この6年はレミパン1つでほとんどの調理をしてきました。いくつかもっていたサイズ違いのフライパンや鍋は手放しました。1つで機能がたくさんあれば、いくつもの調理機器を持たなくてよいことに気付いたのです。
お家の中の収納用品選びでも同じことが言えます。その場所でしか使えない収納用品を買うよりも、他でも使えるか?を想像して収納用品を買うと、引っ越しや模様替え、進学などのライフステージの変化など、変化の度に買いなおさなくてもよくなります。
以前のブログでもお話致しましたが、例えば衣類でよく使う3段のプラ製引き出し。収納量がたくさんあり、割安なのでホームセンターなどでも手軽に購入できます。衣類がたくさん入ってお得。でも実は1段ずつ3ヶ買う方が将来の使い道が広がります。家族内で1段ずつ分けることもできますし、押し入れでもクローゼットでも両方で使いやすい。衣類が少なくなった場合、3段は3段分スペースを使いますが、1段ずつなら好きな段数で重ねたり、左右に並ることもできます。逆に増えた場合は1段ずつ足すことも可能です。
もちろん、カラーバリエーション、デザイン、天板付き、強度など、3段の良さもあります。
キッチン便利グッズなども同様で、とても優秀で家事時短になりますが、あっという間に数がどんどん増えていきます。気づけば引き出しがいっぱいに。よく考えると包丁1本ですべて間に合うことだったりします。
1つのモノで様々な使い道のあるものは、昔から愛され続けているものが多いです。私たちの生活は実はもう「足りている」ということに気づかされます。
春の新生活。新しく何かを購入する機会も増えると思います。買う前にはぜひ【モノの可能性】を想像してみてください。買うモノが減れば、整理収納しなくてもスッキリ暮らせる生活も自然に近づいてくるのです。
わたしも炊飯器を手放す予定です。
住環境は思考、行動の基盤となり、健やかに暮らすための重要な鍵だと思っております。住宅が建てて終わりでなく、掃除や点検が必要なように、整理収納も【一度整えて終わり】ではなく、ライフステージが変わり、価値観が変われば、合う収納も変わっていきます。【生きている限り付き合うもの】です。家事をラクにして、自由な時間を増やす。家族一人一人が自分のことは自分でできるようになる。そんな環境を整えることで自分と家族の笑顔が増え、心身ともに健やかに過ごせるのではないかと思っています。住んでいる実感と、整理収納からみなさまのおうちづくりをサポートします。