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笑顔が増える整理収納のおはなし

家族が片付けてくれないのはなぜ??

2019年11月16日( 土)

『早く片付けなさい!』

『もう、こんなところに脱ぎっぱなしにして・・・』

『なんでココに置いちゃうかな・・・』

 

 

毎日の生活でこんなお悩みを抱えてはいませんか?

忙しい中で家族が思う通りに片付けてくれないと、とっても疲れますよね。

片付けるのは自分ばかりで、キリがない。それが続くと片付けを諦めたくなり、おうちの中はどんどん散らかる。しまいにはどこから手をつけていいのかわからないほど散らかり、徐々に汚部屋に近づいていく・・・負のスパイラルに陥ってしまいます。

疲れを癒してくれる我が家は、すっきりと片付いた気持ちのいい空間であって欲しいですよね。

 

 

なぜ進まないのか?

答えはとてもシンプルです。

人それぞれに【片付けたいタイミング】【片付けしやすい動線】【モノを把握しやすい収納方法】などがあるからです。

つまり、都合のよさが違うから、です。

 

 

家族であっても違うひとりの人間。

 

 

早く片付けないは、別のタイミングで片付けようと思っていたのかもしれません。

脱ぎっぱなしにするのは、幼いころからの習慣なのかも?脱ぎっぱなしの衣服がそもそも気にならないのかも?

今ある収納場所が遠いのかも?衣服を入れにくいのかも・・・

 

 

片付けられていない行動には、家族からのメッセージがたくさん隠れています。

でも、わたしたちはなんでも分かるエスパーではないので、どんな理由があるのかはわかりません。

 

 

聞いてみてください。

『ねえ、○○のあとに片付けするのと、■■のあとに片付けするの、どっちが都合いい?』

『ココで脱ぎっぱなしにするのって、脱いだあとの服が気にならないのかな?それとも脱いだ服がしまいにくい?』

 

漠然と聞くより、AorBの選択方式で聞くと、お互いに分かりやすくなります。

 

 

片付けを進める第一歩は、

新しい収納用品を買うことでもなく、収納本を読んで勉強することでもなく、

家族とコミュニケーションをとることなのです。

 

 

Profile
収納アドバイザー
横山 恵美
(よこやま えみ)
Message

住環境は思考、行動の基盤となり、健やかに暮らすための重要な鍵だと思っております。住宅が建てて終わりでなく、掃除や点検が必要なように、整理収納も【一度整えて終わり】ではなく、ライフステージが変わり、価値観が変われば、合う収納も変わっていきます。【生きている限り付き合うもの】です。家事をラクにして、自由な時間を増やす。家族一人一人が自分のことは自分でできるようになる。そんな環境を整えることで自分と家族の笑顔が増え、心身ともに健やかに過ごせるのではないかと思っています。住んでいる実感と、整理収納からみなさまのおうちづくりをサポートします。